86．全校集会で ページ3
そして迎えたA組初日
久々に、パーカーではなく学校のブレザーに袖を通した。
A組のメンバーも私が来ることは知らされていたようだけど、
サボりもせず寝もせずこんなにも普通に授業を受けるとは思わなかったのかな
終始クラス中の視線を感じた。
授業はE組より下手だし遅れてたし退屈すぎたけどね。
「失礼します」
3日ぶりの、ここ数日で何度目かの理事長室に入った
昼休みになり早めに来たけど誰もいなかった
(･･･今度は、何を言われるんだろう)
ふと、理事長の机の上に乗っていたクリアファイルに目がいった
よく見ると私が先週ここで書かされた書類の数々だ
「･･････」
本当に、このままでいいのか。
私の中で複雑に渦巻く葛藤をいまだに抱えながら
そのファイルに手を伸ばし、気がついたら私はそれを握りしめてじっと睨んでいた
ーーー
理「やあ、待たせたね」
「いえ」
ようやく理事長が浅野と一緒に入ってきた
理事長は机の上を片付けながら、私に話しかけた
理「悪いね、こう何度も呼んで。
さっそく本題だけど、今日の全校集会で君に喋ってもらいたいんだ」
そういえば、今日は月に一度の全校集会がある日だ
当然、E組のみんなも山を下りて体育館に集まる
理「浅野君、原稿を彼女に渡しなさい」
浅「はい」
私は浅野が差し出した原稿を受けとった
色々と予想を立ててはいたものの、
読み進めるにつれてその内容に動揺を全ては隠しきれなかった
「･･･これを、全校生徒の前で読めと？」
理「もちろんだよ」
「嫌です。」
即答した。
「理事長、私はあなたのやり方には賛同できませんが理解はしているつもりです
口を出すつもりもありません」
理「ほう。それで？」
「だからといって私はそれを手伝う気など全くありません」
ふっ、と理事長は小さく笑った。
理「構わないよ、君がどんな考えでもね。壇上に立つかどうかは、君の自由だよ」
「･･･卑怯ですよ」
理「どこがかな？私は君の“自由”だと言っているんだよ」
どこが自由だよボケ。
どうせ私に選択肢は一つしかないんだろ
「･････失礼します」
理「いいスピーチ、期待してるよ」
理事長は、笑顔で私を見送った
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ヨル(プロフ) - お父さんとの流れで泣いちゃいました！！これからも頑張ってください！ (2018年2月6日 23時) (
レス) id: 69f5610e67 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！！ (2018年1月25日 17時) (レス) id: 0b9483743a (このIDを非表示/違反報告)
斉藤佳愛(プロフ) - カルマも好きだけど、学秀だいっすきです！！学秀との絡み（ちょっといちゃいちゃとか）いれてほしいです！！がんばれ！ (2018年1月8日 15時) (レス) id: 345e4936bc (このIDを非表示/違反報告)
ライト - 更新頑張ってください！！ (2017年12月16日 12時) (レス) id: f9149646f9 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 久しぶりの更新うれぴいぃぃいいぃぃぃいい！！やっぱ好きです、好き((忙しいかと思いますが、気長に待ってるん！わいしぃさんのペースで無理せず頑張ってくださi (2017年11月24日 17時) (レス) id: 6d9b7e2028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わいしぃ | 作成日時：2017年11月5日 2時
