100．お父さん ページ17
父「このクラスに残りたい、だったな、A
お義父さんには、俺の方から言っておく。･･･自分のことも」
「え、じゃあ･･･」
父「ああ、３月まで、この教室で頑張りなさい」
「！！」
肩の力が抜けていく。
気が緩んだその直後、
ただしまた成績が下がったらその時はA組だ、とすぐに付け足された
まったく、抜かりないんだから。
烏「そんな、コイツが危険な生物には変わりないんです。いいんですか･･･？」
父「ええ、この子は嘘はつきませんから」
「･･･？」
なぜそれが理由になるのかも
どうして父さんがそんな風に思ってるのかも分からなかった
父「Aはバスケの大会で優勝すると言った時は本当に優勝してきたし
テストで１番を取ると言った時は、浅野の息子と同点でしたが、本当に１番を取った」
(･･･あ、)
父「信用してるんです、Aのことを」
かつて向けられたことのない軟らかな眼差しに私はたじろいだ
認めて貰えなかった、と思っていたけど
ちゃんと父さんは、見ていてくれてたんだ、私を。
父「Aが言ったんです、絶対に攻撃したりしないと
だったら私はそれを信じます」
「･･･、」
父「それに、今まで私の意見に反抗しての喧嘩は散々してきましたけどね
初めてなんです、こうも自分の気持ちや意志をはっきり主張されたのは
･･･おまけにAから説教までされてしまいました」
･･･そう言えば、
確かに今までの私は、うるさいとか黙れとか言ってキレてた気がする
でも今日は「こうしたい」って意志をはっきり伝えたから、
そうか、だからあのとき父さんは驚いてたのかな。
父「きっといい友達や先生に出会えて自分も変わっていった･･･
この子なりに見つけた居場所なんでしょうね」
父さんは荷物をまとめながら殺せんせーを見て笑った
父「私はそろそろ行きます。先生がた、これからも娘をお願いします」
烏「ああ、いえ、こちらこそよろしくお願いします」
父「今日はわざわざすみませんでした。それじゃあ･･･、」
「ーーー父さん･･･！」
職員室の扉を開けて出ていこうとする父さんを呼び止めた
今しかない。
今なら、言える気がする。
「･････ありがとう」
一瞬の間のあと
父さんはふっと笑って職員室を出ていった
烏間先生は見送りに行く
「･････おとう、さん･･･」
そう呟く私の肩に、殺せんせーはそっと触手を置いた
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ヨル(プロフ) - お父さんとの流れで泣いちゃいました！！これからも頑張ってください！ (2018年2月6日 23時) (
レス) id: 69f5610e67 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！！ (2018年1月25日 17時) (レス) id: 0b9483743a (このIDを非表示/違反報告)
斉藤佳愛(プロフ) - カルマも好きだけど、学秀だいっすきです！！学秀との絡み（ちょっといちゃいちゃとか）いれてほしいです！！がんばれ！ (2018年1月8日 15時) (レス) id: 345e4936bc (このIDを非表示/違反報告)
ライト - 更新頑張ってください！！ (2017年12月16日 12時) (レス) id: f9149646f9 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 久しぶりの更新うれぴいぃぃいいぃぃぃいい！！やっぱ好きです、好き((忙しいかと思いますが、気長に待ってるん！わいしぃさんのペースで無理せず頑張ってくださi (2017年11月24日 17時) (レス) id: 6d9b7e2028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わいしぃ | 作成日時：2017年11月5日 2時
