96．怒り ページ13
父「･･･なんだと？」
「今までさんざん厳しく当たってあれだけ放ったらかしてきたくせに
“娘を危険に晒したくない”ってことを理由にする資格はあんたにはねえんだよ！！」
殺「まあまあ、Aさん落ち着いて･･･！」
「うっせえ黙ってろタコ」
殺(キレてるーーー！！！)
許せない。
こんな時だけ、父親ヅラするなんて。
激情する私を見て父さんは深くため息をついた
父「バカ娘が･･･育て方を間違えたな」
「育ててねえだろうがてめえは！！」
父「だいたい、こんな低レベルのクラスにいつまでもいたのが間違いだった」
「あぁ！？」
思わず私は父さんの胸ぐらを掴んだ
烏「おいやめろ！」
「ふざけんなよ、あたしのことはどれだけ馬鹿にしても構わねえけどな、
あいつらのこと馬鹿にしたらぶっ殺すぞ！！」
父「･･･離せ」
「あいつら確かにバカだけど、あんたにはわかんねーかもしんねーけどな･･･！
だけどみんな、バカみたいに一生懸命で、バカみたいにいい奴なんだよ！！」
父さんの表情はまだ崩れない。
だけど少し、少しだけどその表情に動揺の色が見える
何故かは分からない。
父「言いたいことはそれだけか？」
「･･･あたしは、このクラスに残る」
父「駄目だ、こんな危険な所には居させない」
「･･･っだから、父親ヅラすんなって言ってんだろ･･･！！」
もう私もよく分からないまま、
ただただ色んな思いが胸の奥から喉元までこみ上げてくる感覚だけがあった
その流れに逆らわずに口を開くだけで、言葉の羅列はすらすらと自然に発せられた
「どうせ全部自分のためなんだろ！あんたはいつもそうだ！
A組に行けって言うのも、一番をとれって言うのも･･･全部全部自分のため･･･！」
父「･･･！」
「たくさん習い事させたのもそうだろ！！娘が優秀だとあんたの評価が上がるから？
ふざけんな！！あたしはあんたの装飾品じゃねえんだよ！あたしは･･･！」
父「いい加減に･･･！」
「あたしは、あんたの道具じゃねえんだよ！！！」
父さんが平手を振りかざす
ああ、ぶたれるな、なんて、私の頭は冷静に判断していた
いや、いっそそれでよかったのかもしれない。
父さんに限ってそんなことはないと思うけど、
悲しげな顔をされるよりは、殴ってくれた方がまだ気が楽だ。
ーーー
作者です！
コメ返してませんけど･･･
ちゃんと読んでます！元気もらってます！！
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ヨル(プロフ) - お父さんとの流れで泣いちゃいました！！これからも頑張ってください！ (2018年2月6日 23時) (
レス) id: 69f5610e67 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！！ (2018年1月25日 17時) (レス) id: 0b9483743a (このIDを非表示/違反報告)
斉藤佳愛(プロフ) - カルマも好きだけど、学秀だいっすきです！！学秀との絡み（ちょっといちゃいちゃとか）いれてほしいです！！がんばれ！ (2018年1月8日 15時) (レス) id: 345e4936bc (このIDを非表示/違反報告)
ライト - 更新頑張ってください！！ (2017年12月16日 12時) (レス) id: f9149646f9 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 久しぶりの更新うれぴいぃぃいいぃぃぃいい！！やっぱ好きです、好き((忙しいかと思いますが、気長に待ってるん！わいしぃさんのペースで無理せず頑張ってくださi (2017年11月24日 17時) (レス) id: 6d9b7e2028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わいしぃ | 作成日時：2017年11月5日 2時
