ふしぎなこどもたちを拾いました

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リ「僕は！イーシスさんたちの所に行きたい！

もう、もう殴.られるのは嫌だ！蹴.られるのも嫌だ！

もう、あんな風に…、いたい思いをするのはいやだッ！」


『…よく言った』


ぎゅ、とリドルを抱きしめる。


『そう言うことで、リドルはうちの子だ。

もうこれから、この子に関わるな。
次何かしてみろ。…その時は、徹底的に裁判で勝負してやるからな』


「ッ…」


威嚇して、リドルの手を握り家へ帰った。


　


　


　

帰り道。


リ「…あ、の。イーシスさん」


『ん？』


リ「イーシスさんが言ってた、ほうりつって？」


『法律っていうのはな、時には僕たちも守ってくれるありがたいもんだ。

…まぁ、さっき言ってたやつは全部適当なんだが』


リ「………え！？」


『当たり前だ。あんなあの場に適した都合のいい法律があってたまるか。
だが、あいつらの顔見ただろう？』


リ「み、みました」


『大人っていうのは、案外法律に弱い。
騒ぎを起こして裁判なぞやりたくないからだ。

…だからな、リドル』


リ「？」


『法律を覚えろ。僕みたいなその場限りの適当なものではなくちゃんとした正当な法律を。

その法律は、時にお前の盾となり剣となる』


リ「…はいっ。僕、いっぱいほうりつを覚えます！」


『ま、無理はしないようにな』





…こうして、リドルは僕たちの家族になった。

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