街宵。7話 ページ7
「夏目? あの、逆先 夏目のこと?」
「はい。恐らくは。」
清羅の問に大きく頷く月輝。
美琴の予想もあっていたのか「やっぱりね……」と呟いていた。
「お姉ちゃん、あぁ見えても夏目くんのことが好きなんですよ。うさぎちゃんみたいに表に出せるタイプじゃないだけで、独占力は強いですし。五奇人の仲もあると思いますが。」
春姫の秘密をぼろぼろと吐く月輝に軽く苦笑する清羅。「ってことは、Nightmareのふたりは、同じ動機でユニットを組んで、復讐を企んだのね。」と呟いた。
「ふたりにとって、それ程までの大事な人。だったという事ね。清羅もそんな時、あったんじゃないの?」
「…なずなのこと?」
美琴の問に星羅は薄笑いを浮かべて「そんな時期もあったわね。」なんて言っている。
月輝は頭に?を浮かべている。
「とりあえず、この状況を何とかしないといけないわね。」
「ネットもビックニュースよ。良くも短時間でここまでのファンを増やしたこと………。」
「演技力の上手さの結果。ということね。」と呟けば負けた。と渋い顔を浮かべる清羅。
「それについては、私から提案です。」
突然、声を発した月輝にふたりは耳を傾ける。
月輝はカバンから資料を取り出しては二人に渡しては、「Nightmareに、"最終ライブ"をやってもらいましょう。」と満面な笑みを浮かべた。
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作者名:璃菓 | 作成日時:2017年12月29日 1時