街宵。20話 ページ20
あれからライブは大成功。
初めて、全力を出したな。
観客がいなくなってからからもルナと私はステージの上に立っていた。
「お姉ちゃん達、楽しかった？」
観客席の方から声がしたと思ったら、月輝ちゃんたった。
「最高、てかこの衣装、月輝が宗にぃに頼んだの？」
ルナは、笑って答えては衣装について問う。
月輝ちゃんは首を横に振っては「違うよ？」と呟いた。
「斎宮先輩直々。きっと朔間先輩とかから聞いてたんじゃないかな？」
「なるほど…」
「宗さんから嵐ちゃんに渡したのかな？」
ルナの相打ちの後、問いかけてみると「なんで嵐ちゃん！？！？」と隣ですごいリアクションをするルナ。
「だって私、嵐ちゃんから受け取ったよ？」
「んん？ ルナは、バルくんだけど？？」
なんで明星くん？関係無いよね？
頭を悩ませる。
たまに、斎宮先輩はよく分からないことをしてくれる。
ルナと私。それに月輝ちゃんが頭を悩ませていた時に、「るなー！おつかれー！！」とルナに抱きついて人がいた。
「ちょっ！？ 私のルナに触らないで明星くん！！」
「あはははは☆」
抱きついてきたのは、同じクラスの明星くんだった。ルナは、顔真っ赤にさせて放心状態。
相当びっくりしたんだね。可愛い。しんどい。
「俺は、夏目から渡しといてって言われたんだけど？」
「……は？」
明星くんの一言に私達３人は呆気に取られる。
「夏目…等々宗にぃに作らせるようなことを…ｯ」
凄い引き気味で呟くルナに明星くんは、「違うからね！？」と珍しくツッコミに回った。
「なんか、「宗にいさんからの贈り物。渡しといてって言われたんだけド、ルナに合わせる顔がないかラ」って。」
「なるほど…」と月輝ちゃんが呟いたと同時に、隣が崩れ落ちた。
なんか「夏目My Angel！！ 結婚しようよ…新婚旅行何処がいいｯ…今すぐ抱き締めたい…」とか床をガンガンと叩きながら唸っていた。
「あ、ちなみに私のそれは、王様からよ〜〜！！」
遠くから聞こえる嵐ちゃんの声。手を振りながらニコニコしている。
「王様が！ ついでに、頑張れだって手紙に書いてあったわよ！！ その衣装、送ってきたのよ！！」
嵐ちゃんに言われては私もルナと同じく崩れ落ちる。
「斎宮先輩からのプレゼント、良かったね。」
苦笑いしながら月輝ちゃんは私達に言ってきた。
〜Happy End〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：璃菓 | 作成日時：2017年12月29日 1時
