街宵。18話 ページ18
「なんで…Knightsが………?」
流石にレオは居ないけど…理由がわからない。
観客として見ているアイドル科の男子生徒がすごい勢いでライトを振っていた。
いや、ライブだしね。うん。
「どうやら凄い驚いているようだね。」
「…皇帝陛下………ッ」
ステージを見入っていた私に後ろから急に話しかけてきた皇帝陛下。
顔面が物凄くニヤニヤしてて気持ち悪い。
きしょっ…()
「キモイとかきしょいとか言わないでくれるかな?」
おっと、思っていたことが声に出てしまった。
慌てて口を抑える。
「Knightsって、月永くんが居なくても凄い力を発揮するよね。」
急にステージの方を見ては語り始めた。
「僕も、心の底からKnightsのライブが好きさ。でもきっと、Knightsへの愛は一番。君が強いんだろうね。」
そう告げてきては急に私の前で頭を下げ「本当に済まなかった」と行ってきた。
「本当に気持ち悪い……」
「君にどんだけ嫌われても仕方が無いことだと思うよ。君と、君の愛人。勿論他の君の周りの人達を傷付けたことに謝罪を述べる。」
「急に改まって何……ッ」
「でも、僕の思い描いた世界だった。だから、一年前、行動に移した。君とは少し、考え方が違かったんだね。」と呟いては顔を上げる。
「もう一度言おう。嫌いだろうが、なんだろうが、仕方が無い。君と僕との考え方違いでこのようなことを招いてしまった。でも、そのお陰というのだろうか?だが、ユニットを組み、心の底から、あのステージで歌って踊ってはいない。」
「だから……ッ?」
「また、やり直す気は無いだろうか? "Nightmare"を。」
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:璃菓 | 作成日時:2017年12月29日 1時