新たな推しに滅茶苦茶ファンサした2 ページ43
全ての者が彼女の歌声に酔いしれた、これがアクドル?知らない、俺はこんな澄んだ歌声を、溢れんばかりの作詞作曲を、心惹かれる笑顔を…何も知らない。ゲーム機を手放して彼女の歌に耳を済ませた、ペンライトと歓声が響くホールを見上げてツムルはAを見る。
興味本位や冷やかしで来たであろう悪魔をも呑み込んでAは歌う。彼女の声に皆が胸を躍らせて涙した、前世の歌に敬意と愛、心を込めて言葉にする。
こんなアクドルが他に存在して良いはずがない、ステージだけで歌い踊るわけではなくパフォーマンスで翼をはためかせ遠い観客席に近付いて手を振るファンサービス。手の甲に貼り付けてある召喚シールで使い魔を呼び出した。そこにはピンク色のキュートなドレスを身にまとったピカチュウが現れ、即座に重力操作を行いAの肩に飛び乗った。ポケモンコンテストのトレーナーになった気分だ。
「ピカチュウ!
ダンスに生じて投げキッスするAとピカチュウ…それはまるで
「バンッ♡」
「〜〜〜…ッ♡」
周りの大人は自身にしてくれたと騒ぐが、ツムルもまた俺にしてくれた。俺だけに笑って愛想を振り撒いてくれたと大興奮。大声でAと叫べば歌いながらも手を振られる、アクドルはこんなにも目を耳を心さえも楽しませてくれる存在何だと頬が紅潮した。
ーーー
ライブ前、Aは緊張もなく終始落ち着いた態度を崩さない。それ以上に凄まじい程の集中力で気軽に声を掛けるのも憚られる…そんな雰囲気だった。ピリピリと肌で感じる周りの雰囲気に、マルは何て言葉を掛けようかと考えていればAが徐にこちらを見た。
「どの曲もマルちゃんに全てを捧げるから…マルちゃんは私のアクドルはこんなにも凄いんだって、胸を張って見ていて?」
ーーー
「見てるよ、ちゃんと…Aちゃんの公演を」
ほら、皆が貴女に恋をしている。楽器を扱い演奏し歌って笑う。激しい動きに汗をかくも拭う事もせずキラキラと輝く姿を目に焼き付けてマルは涙を流した。
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蒼空(プロフ) - 子銀さん» そう仰って頂けると大変ありがたいです😭分かります…私もごっちゃになる場合がありますので、また可笑しなところがあればご報告して頂けると嬉しいです!これからも頑張ります❤🥳 (2023年2月3日 23時) (レス) id: 20a6d91668 (このIDを非表示/違反報告)
子銀 - 全然大丈夫ですよ(*´ ∨`)「魔入りました!入間くん」は、名前表記が「苗字・名前」なので混乱しやすいですよね。私も最初はどちらが名前か分からなかったので大丈夫ですよ。とても面白くて、いつも拝見しております。これからも応援しています。 (2023年2月3日 22時) (レス) @page40 id: db01bfa191 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 子銀さん» うわぁ!申し訳ございません!子銀様の仰った通りだと気付き直させて頂きました😭ありがとうございます!これからも宜しくお願い致します🙇♀️😊 (2023年2月3日 21時) (レス) id: 20a6d91668 (このIDを非表示/違反報告)
子銀 - ずっと気になっていたのですが、マルバスは苗字だと思います。親戚にマルバス・f・ヤバシがいるのでマルバス・マルではないでしょうか?間違っていたら申し訳ございません。 (2023年2月3日 19時) (レス) @page40 id: db01bfa191 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 読者さん» 感想ありがとうございます❤読者様でも分かりやすく馴染み深いキャラクターとなるとやっぱりピカチュウが無難かなぁ…と?これからよ頑張ります🥳 (2023年1月31日 8時) (レス) id: 20a6d91668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼空 | 作成日時:2023年1月25日 6時