新たな推しに滅茶苦茶ファンサした。 ページ42
「と言うわけで…私、アクドルになるわ！」
「最近ピアノやダンスを熱心に練習していたかと思えば、またそんな訳の分からん事を…」
「わぁ…Aさんがアクドルになったら必ず見るね」
「本当？ライブをすると言ったら来てくれる？」
「あんな喧しい場所に俺が行くわけないだろう」
「あら、それは残念」
いや、勿論断られるとは思っていたけれども…でもテレビ中継やライブでもやっているから暇な時にでも見てくれたら嬉しいな？とは思う。一応日付は伝えて置くとして…因みにキャッチコピーは【公爵令嬢、アクドル宣言！】らしい。うん…全面に公爵令嬢の名前を売りに出しているのが笑えるも、そのインパクトは絶大でライブのチケットは一瞬で完売したようだ。しかし新人アクドルのライブが、最初からライブハウスではなくライブホールなのだから中々思い切った事をしてくれる。それもこれもマルちゃんの手腕がなせるわざだ、流石は私の専属マネージャー兼手放しで素を見せられる初めての女だ。
「最高の公演にするから、私だけを見ていて頂戴？」
目指すは、銀河の歌姫ならぬ魔界の歌姫である。私はうっそりと笑って二人へ告げた…あれ？今のアクドルっぽくなかったかな？と尋ねれば、カルエゴくんは耳を赤く染めて憎らしげに舌打ちするし、シチロウくんは目を細めて赤くなる頬をぽりぽりとかいていた。推しがとっても可愛くて、つい興奮しながら撫で回したのは言わずとも分かるだろう。
ーーー
ペンライトが光る、終始ざわざわと騒がしい観客席。応援している者は勿論いるが興味本位や冷やかしも大勢いる。まだ幼い少年、ムルムル・ツムルは家族に連れられてこのライブホールに来ていた…アクドルに興味がない為、ゲーム機を持参して席に腰掛けてずっとゲーム機を弄る。早く終わって欲しい…帰りにご飯を食べに行くから親に着いて来ただけ。親は公爵令嬢であるAの大ファンで、まだ歌声すらも聞いた事がないのに一目惚れしたと大興奮…話し声だけで癒される、顔を見るだけで日々の疲れを緩和させてくれる。そんな存在らしい…心底理解出来ない。そう冷めた目で親を見る、そんな歌を聞くよりゲームをした方がずっと有意義だとさえ思っているツムルは…ここ本当に煩い、ヘッドホン持って来れば良かったと周りを見渡してゲンナリした。そろそろ始まるライブホール…明るい観客席は徐々に薄暗くなりステージだけが明るく照らされる。そしてAは登場し笑った。
「私の歌を聞け〜！！」
新たな推しに滅茶苦茶ファンサした２→←まさか私がアクドルになるとは４
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蒼空(プロフ) - 子銀さん» そう仰って頂けると大変ありがたいです😭分かります…私もごっちゃになる場合がありますので、また可笑しなところがあればご報告して頂けると嬉しいです！これからも頑張ります❤🥳 (2023年2月3日 23時) (
レス) id: 20a6d91668 (このIDを非表示/違反報告)
子銀 - 全然大丈夫ですよ(＊´ ∨｀)「魔入りました！入間くん」は、名前表記が「苗字・名前」なので混乱しやすいですよね。私も最初はどちらが名前か分からなかったので大丈夫ですよ。とても面白くて、いつも拝見しております。これからも応援しています。 (2023年2月3日 22時) (レス) @page40 id: db01bfa191 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 子銀さん» うわぁ！申し訳ございません！子銀様の仰った通りだと気付き直させて頂きました😭ありがとうございます！これからも宜しくお願い致します🙇♀️😊 (2023年2月3日 21時) (レス) id: 20a6d91668 (このIDを非表示/違反報告)
子銀 - ずっと気になっていたのですが、マルバスは苗字だと思います。親戚にマルバス・f・ヤバシがいるのでマルバス・マルではないでしょうか？間違っていたら申し訳ございません。 (2023年2月3日 19時) (レス) @page40 id: db01bfa191 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 読者さん» 感想ありがとうございます❤読者様でも分かりやすく馴染み深いキャラクターとなるとやっぱりピカチュウが無難かなぁ…と？これからよ頑張ります🥳 (2023年1月31日 8時) (レス) id: 20a6d91668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年1月25日 6時
