一悶着と新たな推し３ ページ15
「それじゃあもう少し時間が掛かるだろうから、僕が代わりに君の護衛兼エスコート役を引き受けようかな。まぁ、君が嫌じゃなければだけどね？」
「宜しいんですか？」
「勿論、寧ろ役得だよ！ただ本音を言うなら君くらいの年齢の子と関わる事が多いからやっぱり心配になってさ…きっと教師の性なんだろうね？」
「……お優しいですね、ダリせん…ダリ様は教師に向いていると思いますよ？」
「！、そう言って貰えると嬉しい。ありがとう…後。ダリ先生やダリ様ってちょっと恥ずかしいから他で呼んで貰って良いかな？あっ、例えばダリさんやダリくん、ダーリンでも良いよ？」
「まあ！ふふっ…では、親しみを込めてダリくんとお呼びしても？」
「あらら残念…ダーリンでも良かったのに？」
茶目っ気に笑うダリ先生、改めダリくんに対してクスクス笑う。年上にダリくんと言うのは如何なものかと思ったが、ダリくんは寧ろ嬉しそうに尻尾を揺らしていたから寧ろ良いよね？と勝手に見なさせて貰う。案の定あのバビルスの教師で悪魔位階が(７)にあるダリがAの傍に控えていたから誰も無闇矢鱈に話し掛けられずにいる、当の二人は楽しげに会話を弾ませており余計にタイミングが掴めずにいたというのも理由ではあるが。
「あぁ、そろそろ君の騎士様が迎えに来たから僕は失礼するね？」
「有意義な時間を過ごさせて頂きました、ありがとうございます…ダリくん」
「いえいえ、こちらこそ楽しい時間をどうもありがとう…それではまた何処かで」
胸元に手を置いて軽く会釈するダリはその場から立ち去ろうとするも、Aに呼ばれた為に立ち止まり軽く首を傾げて見せた。
「手を握っても…？」
「？、えぇ。構いませんが…」
「私の家系は触れる物全てを癒す事が出来るんです。ダリ先生、お仕事いつもお疲れ様です。多種多様な生徒と接して大変でしょうけれど、貴方を評価し好きになって下さる生徒は大勢いるはずです…ですので、無体を強いらずお励み下さいませ」
「……あぁ、なるほど」
柔らかに包み込むような声色にダリは思う。確かにこれは癖になるなと…沢山褒めて貰いたい、もっと頑張れるから…君の為に。君だけの為に。と口に出してしまいそうになる。彼女の家系能力は有名だから貴族会で知らない者はいないだろう、それ程までに彼女の傍にいるだけで定期的に来る悪周期が来ないと聞く。だからこそAを手篭めにして欲する相手も多いのだ、それ以上に愛らしく癒されるから分からなくもない。
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蒼空(プロフ) - 子銀さん» そう仰って頂けると大変ありがたいです😭分かります…私もごっちゃになる場合がありますので、また可笑しなところがあればご報告して頂けると嬉しいです！これからも頑張ります❤🥳 (2023年2月3日 23時) (
レス) id: 20a6d91668 (このIDを非表示/違反報告)
子銀 - 全然大丈夫ですよ(＊´ ∨｀)「魔入りました！入間くん」は、名前表記が「苗字・名前」なので混乱しやすいですよね。私も最初はどちらが名前か分からなかったので大丈夫ですよ。とても面白くて、いつも拝見しております。これからも応援しています。 (2023年2月3日 22時) (レス) @page40 id: db01bfa191 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 子銀さん» うわぁ！申し訳ございません！子銀様の仰った通りだと気付き直させて頂きました😭ありがとうございます！これからも宜しくお願い致します🙇♀️😊 (2023年2月3日 21時) (レス) id: 20a6d91668 (このIDを非表示/違反報告)
子銀 - ずっと気になっていたのですが、マルバスは苗字だと思います。親戚にマルバス・f・ヤバシがいるのでマルバス・マルではないでしょうか？間違っていたら申し訳ございません。 (2023年2月3日 19時) (レス) @page40 id: db01bfa191 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 読者さん» 感想ありがとうございます❤読者様でも分かりやすく馴染み深いキャラクターとなるとやっぱりピカチュウが無難かなぁ…と？これからよ頑張ります🥳 (2023年1月31日 8時) (レス) id: 20a6d91668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年1月25日 6時
