第四十五節 ページ7
終末剣エンキを片手にエネミーやシャドウサーヴァントなどを斬り伏せていく。流石は英雄王の宝具の中で最高ランクを誇る宝剣。とても使いやすい。
「ふんっ！」
私の背後を狙って剣で切りかかってきたエネミーを剣を一閃して真っ二つに斬り捨てた。
どれくらい時間が経ったのだろう。辺りを見渡せば、たくさん群がっていたエネミーはすっかり消え去り、シャドウサーヴァントすらもうここにはいなかった。うわ、初めてフレンドサーヴァントとして派遣されたからちょっと調子に乗ってたかも。何か凄い張り切って敵を斬っていた覚えがとてつもなくあるんだけど…！！
マスターが居るであろう所まで戻れば、同じ前衛だった賢王と邪ンヌはとっくのまに戻ってきていた。しかも、ダメージゼロで。邪ンヌは暴れ足りないみたいな顔をしてこちらを見ていた。ごめんね、調子乗って出番奪っちゃって。反省はしてないけど！
「剣王様って凄い強いんだね！でも何か王様とは戦闘スタイル違ってたけど…？」
きらきら瞳を輝かせて私に詰寄るフレンドマスター。その勢いの良さに少し後退りをしながらこてんと首を傾げて聞かれた質問に律儀に返答する。
「我が半身は
「…ふぅん！そっかぁ！！」
マスターは納得したようで、ぶんぶんと首を縦に振っていた。
「……貴様」
マスターが、休憩タイムを取ってくれたので木の幹にもたれかかって腕を組んでいたところ、賢王に呼び掛けられる。
「何用だ、年老いた我よ」
ふい、と流し目で賢王を見れば彼は少し不機嫌そうな顔をしながらゆっくりと口を開いた。
「貴様は本当に我なのか」
「は？」
吃驚して目を見開く。
何故、私の正体がバレかけている？？
しかも、他のカルデアのサーヴァントで、今日会ったばっかりのこの賢王に…？
「はん、何を惚けたことを。我は正真正銘最古の英雄王、ギルガメッシュぞ？」
平常を装って、できるだけ動揺がバレないように気を付けて何とか言葉を絞り出す。
「ふん、そうか」
そんな私を、賢王はただその鋭い赤の瞳で訝しげに見やりそして踵を返した。
ラッキーアイテム
革ベルト
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暁月琥珀 - 続きがみたいです、、、！！！ (10月25日 12時) (
レス) @page16 id: 07fe1f8faa (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - とても大好きです!!!!!もう更新はしゃはらへんのですか？ (2023年4月17日 1時) (レス) id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
蓮城瑠夏(プロフ) - 一気読みさせていただきました！！にょたギルサイコー！！更新お待ちしております！！！！！！！ (2023年2月19日 10時) (レス) @page16 id: 5600ed0ad1 (このIDを非表示/違反報告)
弱小なイカ(プロフ) - コメント失礼します。素敵な作品ですね！キャラの口調も丁寧に再現されていてとても読みやすいです。今後の展開がますます気になります！更新楽しみにしておりますね！作者様も無理のないペースで頑張って下さい！ (2022年4月28日 7時) (レス) id: b0ea0b2876 (このIDを非表示/違反報告)
アウル(プロフ) - すき…更新頑張ってください。 (2021年6月11日 11時) (レス) id: 33561a1a70 (このIDを非表示/違反報告)
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