あの子と言う花SECOND 【実/況/者/小/説】 (ページ3)

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実況者の日常４１ページ3

美咲side

ユーちゃん？って人にバレちゃった…

な、何かされるかな…

そう考えたら汗が止まらない。

牛「あれ？サクラさん汗やばくね？」

『あ、えっと…私の名前、涼音美咲らしいので美咲？でいいですよ…』

何か私の別名サクラらしい…

目の前のものも何て言うか分からないけど少しずつ情報を集めていこう。

牛「キヨ！タオルある？」

キ「あるぜ。ほい」

今確か牛沢さんって人にタオルを渡したキヨ？さん。

なんだろう。

この世界ってもっと普通の名前かと思ってたけど皆偽名じゃなくて本当の名前なのかな？

『あ、あの…皆さんって普通？の名前の方とちょっと変わった名前の方で分かれてるんですか？』

私がそういった瞬間、世界が凍り付いたように静まってしまった。

『あ…えっと…』

私が何とかこの静寂を打ち切るため、何とか喋ろうとしたその時…

アッハッハッハ！！

そんな笑いが起こった。

ていうかさっきから自分が何言ってるか分かんないんだけど…

タオルとか、静寂とか…何のこと？

ヒ「俺らね、さっき紫さんも言ってたけど実況者ってのやってるのね？」

フ「ヒラ、何その口調…」

レ「で、その実況者ってYouTubeとnionicoって所で活動してるニートなんだけど」

キ「そこで本名出すと俺らのプライバシー侵害に繋がるわけよ」

ぷ、ぷらいばしーしんがい？

牛「あ、分からないって顔してるから説明するけど自分が知られたくないことをプライバシーって言うんだけど、それを他人に知られちゃうとプライバシー侵害になるんだよね」

『な、なるほど…』

ガ「うっしー何となく分かるけど、ちょっと難しい」

牛「マジでぇ？！嘘でしょ！？ふえええええぇぇぇぇぇぇ！？」

う、牛沢さん、面白い方だな…

『アハハ！』

颯「あ！美咲笑った！」

『え？』

笑うって何だろう？でも、今心が何かズキって痛んだような…

『この心がズキズキするのが笑うってこと何ですか？』

水「え？それは違うけど、何か心がわくわくするっていうか心の底から何かこみ上げてこない？」

『え？何かずっと胸がドクンドクン言ってて、何か胸が苦しくて…』

海「え…それって…この中の誰かに恋してるってことじゃね？」

こ、こい？こいとは一体？

レ「じゃあこの中の誰かに脈ありって事やな」

皆さん私の顔をまじまじと見つめる。

な、何…怖い…

牛「ほら、美咲さん怖がってるし帰るよ」

ヒ「へいへい」

皆さんはそう言って部屋を出て行った。

な、何だったんだろう…