あの子と言う花SECOND 【実/況/者/小/説】 (ページ20)

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こ「ま、まあいいけど」

紫「キヨえらい必死だな…じゃあ行くよ」

紫・こ「「最初はグー、じゃんけんポン！」」

紫さんは握った手を、こーすけさんは開いた手を出した。

こ「よっしゃ！俺らが先行な」

どうやら開いた手が勝つらしい。

私開いた手出し続けよ。

キ「美咲！まず練習するぜ！パスするぞ！」

キヨさんは笑顔で言う。

『はい！』

キ「そういう時はうんって言うんだぜ」

そういうと私の方へゆっくりとボールが転がってくる。

私はそのボールを足で何とか止め、少しずつ蹴っていく。

キ「そうそう！いいよ！」

皆さんもわざと避けてくれている。

私はそのままゆっくりと転がし、ゴール前まで来てボールを止めた。

鬱「思いっきり来い！」

『は、はい！』

私は足を大きく振りかぶるとゴールに向かってボールを蹴った。

そこまでスピードは出なかったけどゴールに入れることが出来た。

『やった！！』

キ「美咲上手だったぞ！じゃあ試合始めるか！美咲には手加減するんだぞ」

レ「いつから美咲呼びになったし」

キ「はーい始めるぞー」

ヒ「キヨ逃げたｗｗ」

そう言いながらチームごとに分かれる。

キ「美咲はゴールの近くに居て！」

『うん』

私はキヨさんの言う通り、ゴール近くに行き見ることにした。

キヨさんと紫さんがボールを取り合いながら進んでくる。

キ「ゾムさんパス！」

ゾ「俺？！ヒ、ヒラさん！」

ヒ「ちょ、僕に回すの？！れ、錬さん！」

錬「ちょ待てよ！…キヨさん」

キ「サンキュ！美咲！最後決めてくれ！」

『え！？無理です！』

キ「大丈夫、さっきみたいにやれば出来る！」

『わっ！』

ボールをもらってしまった。

皆が私に向かって走ってくる。

怖い…

もういいや、蹴ってしまおう。

私は目の前にあるゴールにボールを蹴り入れた。

ボールは見事入り、チームキヨに一点入った。

キ「美咲ナイス！」

『えへへ…ありがとうございます』

キ「…そ、そういう時はありがとうでいいよ…」

『あ、ありがとう…』

キヨさんは顔を真っ赤にしている。

どうしたんだろ…

紫「そろそろお昼だし、お昼食べよ！」

フ「はい！」

牛「フジ楽しみだったのかよ」

ガ「まあ紫さんの料理上手だから期待できるよね」

皆さんがそう言って歩いていく。

キ「俺らも行くか！」

そう言ってキヨさんは私の手を握り走って行く。

そんなキヨさんに私の心はドキドキと言っていた。