あの国民的アイドルの妹は...。３ (ページ5)

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玉森さんページ5

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その声の主はあの集団の中にいるひとり。

...千ちゃんだ。

同じ番組に出ていたキスマイ全員がこっちにやってきた。

キスマイの楽屋ここらへんだったんだ。

北山「その手はいつまでやってるんすか？そんなことしてるとAちゃんに嫌われますよ？」

藤ヶ谷「こっちおいで」

藤ヶ谷さんが私の手を引いてみんなのいる方へ連れてきてくれた。

二階堂「びっくりしたよ！」

千賀「A、大丈夫？」

優しく声をかけてくれるふたりにやっと落ち着きとあの人に対するイライラもおさまってきた。

「おい」

そして。

何も言わず帰ろうとしたあの人に私達の間を通り過ぎて声をかけたのは、ずっと後ろで見ていた裕太だった。

玉森「お前、次何かしたらわかってるよね？」

北山「おい、玉森やめろ。事が大きくなるだけだって！」

玉森「でもさ！」

A「玉森さん！...やめて？」

いつも裕太って呼んでるくせに、目の前にすると呼べなくてさん付けで呼んじゃって。

嬉しかったくせに、やってくれた事を否定して。

可愛げもなくて、性格も悪くて。

こんな自分大嫌いだ。

「ちっ、何なんだよお前ら！...Aちゃん、邪魔者入っちゃったからまた今度ね」

とりあえず今日は終わったよね。

無駄に疲れた。

数分の出来事のはずなのに長かった気がする。