あの国民的アイドルの妹は...。１３ (ページ36)

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裕太は頑張ってくれている。

なら私も裕太のファンの方に認めてもらえるくらい、いい女にならなくちゃいけない。

頑張ろ。

お兄ちゃんと二宮さんに「玉森くんとはどんな感じなの？」って聞かれて話していると着信の音が鳴った。

近くにある私の携帯が鳴っている。

裕太だ。

翔「いいよ、出て」

二宮さんも頷いてくれたから、断りを入れて通話ボタンを押した。

A「はい」

玉森『今大丈夫？』

A「うん」

お兄ちゃんが寝室の方を指差してくれてるから、入っていいってことだと認識して中へと入る。

お兄ちゃんはそういう気遣いのできる人だから、そういうところは毎回見習いたいなぁって思うな。

玉森『はっきりと交際宣言できなくてごめん』

A「裕太のせいじゃないよ。そんなの仕方のないことだし、仕事だって大事だから」

玉森『ジャニーさんも櫻井くんの妹だし、いい子だってわかってくれてるけど。あともう少し待ってて？』

A「そんなに頑張ってくれてるんだね」

玉森『Aと結婚したいし、Aとの子どもほしいから』

そう思ってくれてるだけで、今はもう幸せだ。
もちろんそれが有言実行したらもっと幸せだけど。

玉森『それに少しはAに引っつく男も減るかも』

A「え？」

玉森『だから頑張るね』

その後も裕太と少し話をしながら、お兄ちゃんや二宮さんも待たせてるし電話を切った。