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夜も深い時間。
ドラマの撮影を終わらせて二宮さんとまっすぐお兄ちゃんの家に行った。
翔「いらっしゃーい！A可愛い！」
和也「俺見えてるの？」
翔「見えてるから！入って！」
お兄ちゃんが仕事終わりにお酒やおつまみを買って来てくれたみたいで、リビングに行けば色々なおつまみがテーブルに並んでいた。
お手洗いなど諸々済ませてやっと座ったら、即座に私の隣に座るお兄ちゃん。
翔「今日玉森くんから連絡来た？」
A「え？ラインなら。裕太もドラマ撮影だしちゃんとはしてないよ」
不注意でごめん、って謝りのラインと夕方頃に事務所のコメント出たって事を聞いた。
事務所のコメントはあやふやな「仲のいい友人の1人だと聞いております」。
交際の事実はないって嘘でもきっぱり言えるわけなく、こんな感じで出したと聞いている。
特に今の時期お互いドラマをやっているから、イメージを壊さないようにとかファン減少を防ぐためとか。
仕方ない、これが有名になるってことだから。
翔「玉森くん、今日ドラマ撮影前に事務所行って直々にジャニーさんと話してたんだって」
A「何を？」
翔「玉森くんがせっかく頑張ってるから、俺の口からは全部言えないけど。Aの幸せを考えてるんだよ。普通の女の子としての」
...まぁ、なんとなく聞いていた。
前のキスブサ収録前に、千ちゃんとふたりきりで話してたら「夏くらいから、玉森が頻繁に事務所に行ってるらしくてさ？結婚を認めてもらうために社長に話てるんだって！」って。
いや、もうほぼ言ってたね。
夏ってことはもう半年くらいは経ってるわけで。
忙しい合間を縫って話をしてくれる裕太の優しさに嬉しさがこみ上げた。
こんなのただただ好きになる一方だ。
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作者名：ひーりん。
| 作成日時：2018年8月14日 16時
