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使ってるうちに取れた部分(私が治してるのはコレ)

修正部分などを治したり、

公演によって変化する後ろで踊る人達の

衣装を揃え、同じように飾りやリメイクを施す。




初日じゃないのに

衣装部屋の隅は慌ただしかった。





作業に没頭していると

あっという間に時間は過ぎた。







日払いバイトだったらしく

切りのいい所で帰っていいよー

と衣装さんに言われ




伊垣さんを探してウロウロ。




あ、いた。


誰かと話していたため

少し離れた所で待機していた。




話していた人が反対に歩いていき

1人になった伊垣さんに急いで近付く。




「伊垣さん、

今日はそろそろ帰ろうと思うんですが、、」


伊「おー!お疲れ様です!

明日は今日よりバタバタすると思うけど

よろしくお願いしますね」




と言いながらお給料を渡される。






出入口に向かいながら

こっそり中身を確認。



う、はたして金額に見合った仕事を

今日の私はしていたのか

全く自信はない。






守衛のおじさんにも挨拶。

挨拶は営業の基本だしね。



「お疲れ様です!

明日も宜しくお願い致します!」


つい癖で深々と頭を下げる。





守「元気だねー(笑)お疲れ様」




挨拶が返ってくるのが嬉しい。

営業だと

忙しいから、担当者が不在だから

様々な理由で待たされた挙句

会えない、なんてこともざらにある。






来た時と同じ通路を歩きながら





あの守衛のおじさんは

ポッテリした唇、ニコニコしたタレ目

怪しいボリューミーな髪の毛

IKKOそっくりじゃん。

ふふ、イッコ明日もよろしくね。




なんてくだらないことを考えながら

関係者用出入口から外に出た。





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作者名:ともちぃ | 作成日時:2019年1月14日 3時

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