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T side



玉「あ、、寝てる、、?」



問いかけに返事がなくて気付き

ミラー越しに君の様子を観察する。



左に傾いて寝ていて

サラサラの髪が顔にかかってる。


それを時おり鬱陶しそうに払う

それも可愛い(笑)






ナビが言うには周辺にたどり着いてる。

けれどどの建物なのかわからない。



ゆっくり車を進めつつ

住所を聞いた時のアパート名のニュアンスを頼りに

アパートの名前を確認していく




玉「ここ、、か?」




それらしき名前のアパートに着き

車を停める。






さて、どうしようか。



起こす?

起きるまで待つ?

部屋まで運ぶ?

あ、部屋どこか知らないわ。





凄く気持ちよさそうに寝てるから

起こすのは可哀想になってきた。





エンジンを切って運転席から降りて

君の左側のドアから乗り

隣に座ってみる。



なんか自分の車の後部座席に乗ってるの

不思議な感覚だわ。






少し君が左に傾いてるから

肩に触れそうでドキドキする。



用意してたブランケットを

フワッと君にかける。




シンとした車内。



チラっと時計を見ると日付が変わってた。



うーん。

明日仕事だったら

早く家で寝たいよね。






、、起こすか。




うつむく君を覗き込むように

斜め下から少しだけ観察(笑)



ふふ

ちょっとだけ口開いてる(笑)




そして優しく身体をゆする。


玉「おーい、着きましたよー」


揺れに合わせてサラサラの髪の毛が揺れる。





玉「おーい」


ゆさゆさ


玉「Aちゃん、Aちゃーん」


ポンポン



「ん、ん?」

玉「起きた?」



「わあ!」



突然大きな声を上げるから

びっくりした(笑)




顔が近くてびっくりしたって。

そして家に着いてることを知ったとたん

申し訳なさそうな表情に変わる。




元々ドライブが好きだから運転は好きだし

何より好きな子だから

家まで送ってあげたいじゃん。


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作者名:ともちぃ | 作成日時:2019年1月14日 3時

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