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「玉森さん?!」


言いながらガチャっとドアを開ける。




玉「さっきぶり(笑)」


「どうしたの?」



玉「忘れ物してたよ」


玉森さんの手には私のケータイ。




「うそ?!全然気づかなかった、、

ありがとー!」



受け取ろうと手を伸ばすと


玉「おっと。」




ひょいっと私の届かない高さに、、


「え?届けにきてくれたんじゃないの?」



玉「お礼は今度の金曜日

俺とご飯行くってのでどう?」



「金曜日?多分予定は無かったけど、、」




玉「約束ね」


ふんわり笑って小指を差し出す

え?指切り?



とりあえず小指を絡めてみる。

あ、玉森さんの手ちょっと冷たい。



でも人が多そうな金曜日にご飯って

大丈夫なのかな、、?





玉「Aちゃんが元気出そうなお店

探しとくわ」



「え?私元気なさそうだった?」



玉「じゃ、そういうことで。」







バタン





あっさり帰っちゃった。


そして気づいた。

自分ががっつり部屋着だったことに。



どうせすぐお風呂入るし

と思って下着つけなかった自分を呪いたい。




え、めっちゃ恥ずかしい。




でも何で元気ないのばれたんだ。

笑って元気なフリしてたのに。



ケータイを見ると

北山さんから連絡先が来てた。




----------

ちゃんと家に帰れた?
まだオススメの店いっぱいあるから
またメシ行こ。
おやすみ

----------





またってほんとに実現するのかな。






てゆうか

玉森さんと2人でご飯行くの?



もちろん!なんて言ったものの

いつも宮田さんや北山さんと

沢山喋ってるかんじで



玉森さん自身多く語らないイメージ。



まー車で起きてたら

また印象が変わったのかもしれないけれど。






お風呂のお湯がたまったことを

知らせる音が聞こえたけど色々考えてて

玄関でしばらく動けなかった。



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作者名:ともちぃ | 作成日時:2019年1月14日 3時

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