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開演が近づき

必要な衣装を身につける。



こんなに暑いのに

ガウンを最後に着る。




集中したいのかなと思い

さっきの会話以降は話しかけなかった。







最後に鏡で髪型を確認したら

メイキングのカメラが近づいてきた




そのカメラに向かって


玉「暑い。でももっと(ファンのみんなを)

暑くしちゃうんだけどね。てへ。」



と可愛く舌を出す。




私はこれより奥のステージには行かない。

最初のスタンバイの位置へ向かう玉森さんに




「いってらっしゃい!頑張ってください」



するとちょっとビックリした表情をした後


玉「いってきまーす」

と優しく笑って歩いて行った。









その直後に

肩をポンっとたたかれる。



振り返ると


北「いってきまーす」

なんともあざと可愛い表情で私を見る。



「いってらっしゃい!」









ふぅ。

タオルより氷のほうが必要だったか、、



本番はメイクもするし

衣装が濡れてしまうから

冷え冷えタオルの出番はほぼなかった。



製氷機の水を補充しながら

Mr. ポテトヘッドに話しかける





北山さん、、カッコイイなー

さっきのいってきますは

なかなかの破壊力だった。





あのご飯以来ちょくちょく連絡をくれる。




このツアーが終わり

落ち着いたらまたご飯行こうって話になってる。



無謀かな、、

頑張ってみてもいいのかな、、


こんな事を誰かに相談もできない。


でもチャレンジせずに終わるのは

私らしくない。





「ポテトヘッドーアドバイスをくださいー」






「タオルと氷嚢もってきてー!」

遠くで声が聞こえたので

慌てて準備してさっきの場所まで持って行く。






私が到着した頃には沢山のスタッフさんが

メンバーが次の衣装に着替える前に

冷え冷えのタオルで汗をふき、氷嚢は首にあててる。




端っこの北山さんに近づき

冷え冷えタオルを更に渡す。



北「ありがと」




ノールックのありがと

素晴らしい破壊力です。

ご馳走様です。





は!いかん。

仕事だそ。今は仕事。しっかりしろ私。





あっという間に北山さんは

スタンバイのため走って行った。



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作者名:ともちぃ | 作成日時:2019年1月14日 3時

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