November.どうすれば ページ20
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「えっ？！泊まり？！」
「ちょっと、いと声が大きいって！」
ついにやってきた11月29日。
今日は初めての山田くん家にお泊まり…ということで、大学でランチを食べていた時にいとに報告をしたところ。
「いやー…まさかAがお泊まりとはねぇ〜。」
「本当…そうだよね…。」
私といとは中学からの幼なじみで、お互いの恋愛遍歴はある程度把握している。
中学生の頃から彼氏を途絶えさせたことがほとんどないいとと比べて、私の恋愛経験はほぼゼロ。
高校時代に彼氏がいたこともあったけれど、キスすらしたこともなかった。
つまり私の初めてのキスの相手は山田くんであって、
それ以上は…まだ未経験だ。
「ついにAも大人になるんだね？」
「う…っ、あのさ、やっぱりお泊まりってその…そういうことになるのかな？」
「そりゃそうでしょ。付き合ってるんだし。」
そうか、そうなのか…。
なんとなくそうなのかな？とは思っていたけれど、
改めてそう言われると急に緊張してきた。
「Aと山田くんって付き合ってどれくらい経つんだっけ？」
「えっと…1ヶ月ちょっとかな。」
「そっかもう1ヶ月経ったんだ〜早いねぇ。…まぁ、知念くんとの事があったから色々心配してたけど、今のA、幸せそうで安心したよ。」
「…うん、本当山田くんのお陰だよ。」
いとは私の顔を見てニタニタ笑う。
「じゃあ山田くんに全てを捧げる覚悟は出来た？」
「かっ！覚悟…。どうしよう…緊張しすぎて吐きそう。」
恐らく山田くんには、私が色々と未経験なのはバレてるとは思うんだけど…。
嫌われたらどうしよう、とか
そもそも私はどうすればいいのか、とか
山田くんに全てお任せしていいのか、とか…
不安なことが多すぎて気が気じゃない。
「ねぇ、いと。私…どうすればいいのかな？」
「へ？そんなの、上目遣いでうるうるな瞳で山田くんをじーっと見つめてればいいんじゃない？」
なんて適当なアドバイスを送るいとに、深いため息が出た。
「もぉー、真剣に考えてよ！」
「いやいや、だってさ、それは山田くんに任せれば大丈夫じゃない？」
「そう…なの？そういうものなのかな。」
「うん、初めてなんだから相手に任せればいいの。……おっ、噂をすればお迎えが来たみたいだよ？」
いとが手を振る方向に目をやると、
山田くんが笑顔でこちらに向かってやって来た。
山田くんの顔を見ただけで、一気に緊張してきた…。
大丈夫か…私！
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ano(プロフ) - せりかさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです！実は私もせりかさんのお話を読んでまして…コメントいただけて感動しておりました(⑅•ᴗ•⑅)更新頑張ります！これからも宜しくお願いします！ (2022年1月16日 7時) (
レス) id: 7a1710a5e8 (このIDを非表示/違反報告)
せりか(プロフ) - こんにちは、初めまして〜。おすすめから来たら面白くて1からパート３まで一気に読んじゃいました。主人公ちゃん気分で青春きゅんきゅんさせてもらってます(^^)更新頑張ってください！ (2022年1月11日 17時) (レス) id: 4fa3f7b9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ano(プロフ) - まみぽこさん» ありがとうございます！！コメントとても嬉しいです〜！これからもキュンキュン楽しんでいただけるように頑張りますので宜しくお願いします！ (2021年11月7日 16時) (レス) id: 7a1710a5e8 (このIDを非表示/違反報告)
まみぽこ(プロフ) - 最近Hey!Say!JUMPの沼にハマってきた者です！すごくドキドキしたり 有岡くんが間に挟まれて可愛いなって思いました笑 更新頑張ってください！応援してます！ (2021年11月6日 23時) (レス) id: 4a93bda961 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ano | 作成日時：2021年10月6日 14時
