死に囚われた人【第五人格】 (ページ35)

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「えっと」

「ん？なんだいAさん！おじさんになんでも言ってごらん！」

「あー…なんでもないです」

どうしてこうなった？
現在絶賛絡まれ中。主におっさん達に。
ホセ・バーデンとカート・フランク。酒が回っているらしい彼らは陽気に私と肩を組んで(強制)、ご機嫌な歌を歌いながら酒を飲み続けているのだ。はー、一番めんどくせぇタイプだこれ。
何か理由をつけて抜け出そうとしたけど無理だ。スタックから抜け出すことが出来るならおじさんから抜け出す事も出来るようにしてくれ。

「デミさぁぁ〜ん…」

こういう時は頼れるお姉さん！！デミさん！！！
ウィラさんやフィオナさんと話しながらお酒を作っているデミさんは私の声に気づいてくれたようで、2人を引き剥がしウィラさんとフィオナさんの間に座らせた。そして私はテーブルに突っ伏す。

「A、大丈夫？随分と酷い目に合ったようね…」

フィオナさんが苦笑いを浮かべながら私の頭を撫でた。うん、めちゃくちゃ酷い目に合った。正直匂いだけで酔いそう。

「…ちょっと、外に」

食堂から伸びる廊下の奥。そこにある扉を開けて、庭へ出た。
植物で囲まれているからあまり風は当たらないけれど、それでも人の密集した食堂よりは断然涼しい。
ベンチに腰掛けて空を眺める。
ここが何処なのかは知らないが、荘園の光以外星の輝きを遮るものは何も無いのかとてもきれいに星が見えた。

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庭師日記での屋敷をイメージして書いてます。
庭師日記を読め。そしてエマちゃんを使え。
椅子全部寸止めしといて椅子破壊粘着するの楽しい。