死に囚われた人【第五人格】 (ページ4)

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私は見逃さなかったぞ。
ぴあ、ぴあ…ぴあのん！(違う)
確か慈善家…らしいけど到底そうには思えない。泥棒らしい。確か傭兵のチビと空軍のマーサさんよりも窓ののり越え？とかが少し早いらしいけどなんで？？？軍人より身軽とか何事マジで。
その人が羨ましそうにこっちを見ていたの。
ふふん！いいだろ！そう言わんばかりのドヤ顔でそっちを見てやれば目をそらされた。早速2人に喧嘩売りましたやったぜ。

イライside

第一印象は最悪だった。女だと言うので大人しいのを想像してみれば全然そんなことなくて。
売り言葉に買い言葉、皮肉を皮肉で返された。
彼女の外在特質は実に奇妙だ。まるでハンターに殺されたいと言わんばかりだが、まぁ死にたがりなだけあってそうなのだろう。
ナワーブと話していた時、彼女は自分を「役立たず」と言ったが本当にそうなのだろうか。
チェイスも解読も向いているとは言い難いが、救援には向いていると思う。あの様子じゃ起死回生は身につけて居ないだろうが肉壁なら出来そうだしスキルも一時的に逃げる分には役立つ。

彼女と同じニホン出身というハンターと話している時、彼女は普通の人間だった。
柔らかく笑う姿も、笑顔で話す姿もここにいるのに相応しくない程普通の人間。何故、ここにいるのか分からなくなる程普通だった。