この気持ち…【瀬名泉】 (ページ12)

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拾壱♭ ページ12

瀬名side

また放課後、ゆうくんが俺のところに来た。

もう平気なんだけど…？まぁでも、ゆうくんと話せるならいっか。

いや、俺だってそんなガキじゃないし、ゆうくんとあいつがただの友達なんだってわかってる。

わかってるけどなんかムカつく

遊「Aとゆっくり話してみたらどうですか？」

瀬「ゆっくり話したらいいやつだってわかるわけ？」

遊「落ち着いて話せば全然…A泉さんのこと嫌いじゃないと思うし…」

まぁ、別にいいけど、って、なんで仲良くしなきゃいけないわけ？

別にあいつと仲悪いからって困らないでしょ？

瀬「ゆうくん？」

遊「なんですか？」

瀬「別に俺、あいつと仲良くしたいって思ってないんだけど…？」

遊「でも…泉さんは自分で気づいてないだけで…多分Aのことが好きなんだって思います。」

瀬「はぁ？俺があいつを好き？ゆうくんどうしたの？思考回路が乙女になってるよ？」

俺がそういうと不機嫌そうな顔になるゆうくん。

まぁ、そんな態度から、本気で言ってるのは読み取れた。

遊「でも…嫌いじゃないですよね？」

まさかゆうくんにおいつめられる日が来るとは…

瀬「さぁね」

遊「ちゃんと言ってくださいよ、もう気になってることは確定なんですから」

じゃあなんでわざわざ俺に確認とるのかなぁ…？

そんなに俺と話したかったの？いや、違うか。だとしたら…

ほんとに俺は、Aのことが好きだって思ってるのか…？

ゆうくんのまっすぐな目に若干引き気味になる。

どうしてこんなくだらないことにゆうくんは必死になってるんだろう。

Aのことよりも、ゆうくんのその理由の方が気になってしょうがなかった。

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今日の更新はここまでです！！