49.ニート ページ5
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朝目覚めると隣には泉くんが。
出かかった叫び声をなんとか止める。
そっか私泉くんと同棲してるんだ。
自分で言い始めて突然来たことなのに
なんだか不思議な気持ちになった。
もはや同棲というか居候に近い気がするけど。
それにしても昨日は珍しく泉くんが
抱きついてきて、しかも好きやで
なんて言うもんだから内心焦りと動揺と
嬉しさと照れとで感情が渋滞していた、
というか多分顔にも出てただろうけど。
今思い出しても恥ずかしい。
そんなことを考えながら泉くんを
起こさないようにベッドを出て
朝ごはんを作ろうと考える。
人の冷蔵庫を勝手に開けるのも
なんだか気が引けるけど朝ごはん食べなきゃ
泉くん疲れて死んじゃいそうだし
突然押しかけたからには働かないとな。
簡単だけどほうれん草の白和えと
じゃがいもと玉ねぎの味噌汁を
作ったところで泉くんが起きてきた。
『おはよう泉くん!朝ごはん出来たよ〜』
「ん〜おはよA。作ってくれたん?」
『何もしないのは同居人として失礼でしょ?』
「同居人てw ちゃんとした朝ごはんやな」
『これでも一応看護師だからバランス考えるよ〜』
泉くんの一言であることに気付く。
「そういえばいつから仕事始めるん?」
『ぜんっぜん決めてなかった』
「え」
どうやら私今のところニートみたいです。
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あんこ(プロフ) - のんさん» ありがとうございます!これからもこの小説を宜しくお願いします! (2018年9月27日 1時) (レス) id: 663a24b0cc (このIDを非表示/違反報告)
のん - 続編おめでとうございます!これからも頑張って下さい!応援してます。( *・ω・)ノ (2018年9月20日 10時) (レス) id: e6cf85a077 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんこ | 作成日時:2018年9月19日 21時