十九話 ページ20
体育祭
体育祭当日。
プロデューサーは当日も仕事がある。
一応体育祭は親も来ていいことになっているのだが.......
お母さんには「家事があるから」と断られ、
お父さんには「仕事があるから」と断られた。
でも私は知っているぞ.......実は見に来ているんだってこと。
「それにしても、今日はいい天気だなぁ.......」
見上げると、雲一つない青空。
自然と笑みがこぼれる。
よし、今日はボル○超えるぞ！！(無理)
いやなんで無理って決めつけるんだよ超えられるかもしれねえだろ(すみません)
そして始まる体育祭。
徒競走
「相手は、あーモブね。おっけー勝てるな。」
「俺モブじゃないし」
「あ、突っ込むとこそこ？まあがんばろうぜ！えーと、山田(仮)！」
「は？」
「さーせん」
「は？？」
「大変申し訳ありません！！」
あと二人もモブ。えーと、山本(仮)と山崎(仮)な。
女子だからって手加減はしないからな。そういう山田(仮)。
私は、望むところだ、とうなずいた。
パーン！！！
ピストルの音が鳴り響き、走り出す。
ボ○トになったつもりで走った。
結果は二位。
「はぁ.......はぁ.......山田(仮)、お前早いな.......」
「俺山田じゃないっての。まあ久しぶりに全力で走ったからな」
「そういえば私２のＢだけど、山田(仮)は？」
これで２のＢって答えられたら私五百回くらい土下座しないとな。
「２のＡ」
「２のＡねおっけーまた遊びに行くわ」
「隣だろ」
どうやら彼はツッコミ要員のようだ。
２のＢのテントに戻った。
あと二歩だったのに.......
平気そうに見せたけどやっぱり悔しいのだ。
まあ知り合い、いや友達も増えたしいいことなのかもしれないけど。
「あとちょっとで抜かせたのになー、あとちょっとで」
近くにいた真緒くんが言う。
てっきりまたけなされるのかと思いきや、いやこれは慰めているのか？？
彼は頭をなでてくれる。
真緒くんの優しさに感動した私は思わず、
「真緒くん.......好き！！！」
「ばっ、お前.......」
顔を真っ赤にした真緒くん。
なんだかまた四方八方から殺気を感じるが無視しておく。
ガシッと肩をつかんできた真緒くんは言う。
「そういうことはな.......勘違いするからやめろよ？絶対に」
「(いや肩いった.......)なんかよくわからないけど分かった」
「よくわからないのかよ.......」
でも真緒くんのおかげで少し悔しさがなくなったかも。
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サリー - 俺くんさん» おやおやおや？今言いかけましたか？ありがとうございます！ (10月26日 7時) (
レス) id: be7cfea392 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - そらにさん» ありがとうございます、嬉しすぎです…！！ (10月26日 7時) (レス) id: be7cfea392 (このIDを非表示/違反報告)
俺くん - 超この小説好きです！！モb……佐藤先生になりたいくらい好きです！ (2023年2月4日 16時) (レス) @page19 id: ec5465cbcf (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 玲さん» コメントありがとうございます！！正解です！六法全書、なんででしょうね……六法全書用意したらモブになる……なれますかね、なれることを信じています← (2023年1月7日 19時) (レス) id: bff6de7ecd (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - めっちゃ面白いですwwwなんで、みんな六法全書持ってるんだろwwww二十七話の夢主ちゃんのって「なるちゃんも元気じゃないの？もぐもぐ……なるちゃんも陸上部だったよね？」ですか…？もうモブになりたいです…六法全書、用意したらモブになれますかね…？(((( (2023年1月6日 20時) (レス) @page31 id: c737f642bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年9月10日 16時
