58-5 葛藤の時間 ページ16
修「Aにそんなこと言われるなんてショックだな。寝込もうかな……
とまぁ、それは置いておいて。警告しておくよ。E組に戻ろうなんて考えない方が良い。そんなことしたら……」
この後に続く言葉は容易に想像できた。
A「…E組を消すつもりですか?」
この人ならやりかねない。そんな気がした。
修「うーん。内緒。E組に何かしたり、母さんと片割れに何かするかもしれない。
まぁ何するかは考えてないけど、Aの大切な人が傷つくのは確かだね。いくら感情が成長し、あのクラスに未練を残したとしても
自分のワガママのために人を傷つけるなんて優しいAには出来ないよ。…Aは非道にはなれない。
まぁなんとか學峯を二学期が始まる前までに説得してE組に残ることが出来たら、僕は何もしないけど…まぁ無理でしょ」
修治は『夏休みに行動の制限はかけないから、E組と最後の思い出を作ったら?』と付け加えた。
その言葉をきっかけにAは思い出した。
前原の仕返しの時、食事会をボイコットしても大した罰を与えず一週間の寄り道禁止という生ぬるい罰だったことを。
この時から修治は今の結末を想定し、だから一学期はAの好きにさせようと思っていたのではないかと。
A「……もう今日は休みます」
修「そうだね。いろいろあって疲れてるだろうからね。お父さん、明日は帰って来れないかもしれないからよろしくね」
A「わかりました」
そうして修治の部屋を後にし、自分の部屋に入るとドッと疲労感が襲う。
A(本当に色々ありました……カルマにも言い過ぎてしまいましたし……。いつも辛い時カルマがメールをくれたりして助けてくれたんですよね……本当…どうしたらいいのでしょうか…)
その時携帯の音が鳴る。
〜♪
差出人は『磯貝悠馬』
『今日はお疲れ。俺…カルマの言いたいこともAの気持ちもどっちも正しいと思うんだ。だからひとつだけ
＿＿＿どんな結果を選んでも俺はずっとAの味方。
ホントはこういうのカルマが言うと説得力あるんだろうけど…まぁそういうことだから‼』
A「悠馬も充分説得力ありますよ…本当にありがとうございます」
口に出したことをそのまま打ち込み、送った。
A(悠馬のおかげで少し元気が出ました。明日、もう一回カルマや皆さんと話してみます)
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ももか(プロフ) - とっても面白かったので、できればでいいので更新して欲しいです！！ (2019年2月7日 20時) (
レス) id: 84d87895ea (このIDを非表示/違反報告)
しらす - ゆうりさんと同じ意見で、期待させるようなコメントは見たくありませんでした。勝手に完結されてしまうのも、こちらとしては本当に残念です。でも、これからも頑張って下さい。 (2018年11月22日 22時) (レス) id: 8588d81713 (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - ものすごく面白かったのに残念です。でも、ずっと応援しています！この作品が好きだから、作者さんが作る小説が好きだから応援し続けます！もし、もし良かったら作者さんのペースでいいので更新してほしいです。こんなにいい作品滅多にないのでこれからも頑張って下さい (2018年10月9日 20時) (レス) id: c7e146b978 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - この作品が本当に大好きなのでこれで完結なのは正直とても残念です。もし良かったらゆっくりでいいので作者様が更新出来そうな時にしてくれたら嬉しいです。しつこくてすみません。ですが、そんな時が来たら全力で応援しますね。素敵な作品をありがとうございました。 (2017年3月18日 16時) (レス) id: 45aaac57d7 (このIDを非表示/違反報告)
詐欺師 - とても面白かったです。楽しみに待ってます (2017年3月16日 23時) (レス) id: 5de8f988fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ | 作成日時：2015年2月6日 10時
