55-2 エースの時間 ページ2
榊「これ全部今一瞬でひらめいたのかい浅野くん?恐ろしいな…」
学「恐ろしい?とんでもない。生徒同士の私的自治に収まる範囲内の軽い遊びさ。民法は大体修めてるから…その気になれば人間を壊す契約だって作れるけどね」
軽く言ってのける学秀に榊原は若干恐怖を覚える。
いや、榊原だけではなくA組全員だろう。だが……
学「皆。僕がこれを通して言いたいのは、やるからには真剣勝負だって事だ。どんな相手でも本気を出して向き合おう!それが皆を照らす僕等A組の義務なんだ‼」
「「おう‼」」
彼が皆をまとめる言葉はキレイ事だ。
爽やかな顔とキレイ事の裏に腹黒い戦略と支配欲がある。
皆それをうすうすわかってて、でも熱狂的についていく。
実力とカリスマがある奴は…キレイ事を正義に出来る。まさしく理事長の息子であり
エースのA組の絶対的エース。
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E組の教室。学秀が出したルールはE組の元へちゃんと伝わっていた。
それぞれが勉強している中、カルマは教科書を顔にかぶせ寝ていた。
殺「こらカルマくん真面目に勉強やりなさい!君なら充分総合トップを狙えるでしょう‼」
業「言われなくてもちゃんと取れるよ。あんたの教え方が良いせいでね。
けどさぁ殺せんせー。あんた最近『トップを取れ』言ってばかりフツーの先生みたいに安っぽくてつまらないね」
殺「……」
カルマはあくまで平常運転。いや、むしろいつもよりやる気が無いように感じられる。
業「それよりどーすんの?そのA組が出した条件って…なーんか裏でたくらんでる気がするよ」
岡「心配ねーよカルマ。このE組がこれ以上失うモンありゃしない」
A(でも相手は学秀…何を命令してくるかわかりません…)
Aの心配をよそに他の生徒たちは自分たちが勝った時に下せる命令を喜々と語っていた。
殺「ヌルフフフ。それについては先生に考えがあります。さっきこの学校のパンフを見ていましたがとっても欲しいものを見つけました。
“これ”をよこせと命令するのはどうでしょう?」
「「‼」」
先ほどまで下せる命令に悩んでいた生徒たちの顔が殺る気に満ち溢れていた。
殺「君たちは一度どん底を経験しました。だからこそ次はバチバチのトップ争いも経験してほしいのです。
先生の触手、そして“これ”ご褒美は充分に揃いました。暗殺者なら狙ってトップを
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ももか(プロフ) - とっても面白かったので、できればでいいので更新して欲しいです！！ (2019年2月7日 20時) (
レス) id: 84d87895ea (このIDを非表示/違反報告)
しらす - ゆうりさんと同じ意見で、期待させるようなコメントは見たくありませんでした。勝手に完結されてしまうのも、こちらとしては本当に残念です。でも、これからも頑張って下さい。 (2018年11月22日 22時) (レス) id: 8588d81713 (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - ものすごく面白かったのに残念です。でも、ずっと応援しています！この作品が好きだから、作者さんが作る小説が好きだから応援し続けます！もし、もし良かったら作者さんのペースでいいので更新してほしいです。こんなにいい作品滅多にないのでこれからも頑張って下さい (2018年10月9日 20時) (レス) id: c7e146b978 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - この作品が本当に大好きなのでこれで完結なのは正直とても残念です。もし良かったらゆっくりでいいので作者様が更新出来そうな時にしてくれたら嬉しいです。しつこくてすみません。ですが、そんな時が来たら全力で応援しますね。素敵な作品をありがとうございました。 (2017年3月18日 16時) (レス) id: 45aaac57d7 (このIDを非表示/違反報告)
詐欺師 - とても面白かったです。楽しみに待ってます (2017年3月16日 23時) (レス) id: 5de8f988fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ | 作成日時：2015年2月6日 10時
