25. ページ22
「…。」
何も言わない私を見て、『やってもいい』と思ったのか、
「じゃあ、そういうことで…。」
って水香が言った。
でも、ふと、疑問がわく。
「どうして、私たちが変えなきゃいけないの？」
思ったより響いた、自分の声。
「私達が世界を変えたとして、それは、無理やりじゃん。そんなの、もっと生きづらいだけだよ。」
それに、きっと、
「今の社会が生きづらいワケじゃないよ。だって、それが、フツウだったから。」
水香がスカートを握りしめる音が聞こえた。
最後に、もう一度だけ。
「ねぇ、私達が世界を変えて、なんになるの？」
まっすぐに、コウを見つめた。
そのあと、
「ふ〜ん。」
「そっかぁ。」
「う〜ん。」
って5分程悩んだ後、
「よしっ！じゃあいいやっ！」
って、キラッキラの笑顔でキッパリと言った。
「え」
思わず、声がもれた。
いや、こんなにアッサリいくなんて…。
「やんなくて、いいよ〜。実行すべき人間がイヤだと言うなら、ムリヤリには、させない。」
おっ、おう…。ちゃんと考えてたんだ
ず〜っと静かだった(寝てた)司が、いきなり、
「でもコウ、俺たちはどうするんだ？」
って言った後、コウは、
「う〜ん、予定変更かな。元の世界に戻る方法を探しながら、こっちの世界を探検しようよ！」
なんて、のーてんきな言葉を放った。
「なにその、めっちゃ雑な感じ。」
水香も思わずつっこんだ。
「い〜のっ！」
特になんとも思ってないコウだけど、
「いや、コウ、俺たちか入ってきた門はとっくに閉まってるぞ。」
って司に言われて、さすがに真面目になるかな〜と思ったけど、
「あっ、そっか〜まずは向こうの人と連絡とらなきゃね〜。」
…ほぼ変わらかった…。
「帰る手伝いくらいなら、できるよね。」
水香の、期待に満ちた瞳。
「うん！そうだねっ！」
世界を変えられない代わりに、これくらいはしなきゃね！
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すみません！結末とかを変更したため、題名と少し違った感じとかになりがちですね…。
あと、蛍と百合花、この二人はほぼ出ません。
これも、変更した関係ですね…。
すみません！
続く
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あんことうさぎ - ゆきみだいふくさん» ありがとうございます！！ こっちの作品も、見てくださっている人はいるのに、ほとんど更新停止状態にしちゃって、ごめんなさい…！ あっちの作品が、終わるか、きりのいいところまでいったら、こっちをがんばります！ (2020年11月1日 21時) (
レス) id: 9159578e83 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく - 頑張れ！応援してます！ (2020年11月1日 14時) (レス) id: 78646f8006 (このIDを非表示/違反報告)
あんことうさぎ - あいわな＝あるてのちゃんさん» アドバイス、ありがとうございます！ う〜…。次回から文と文の間隔をあけるので、増やせないかm……。 (増やせやっ！) でも、できる限り、増やしていきます！ (2020年11月1日 9時) (レス) id: 9159578e83 (このIDを非表示/違反報告)
あいわな＝あるてのちゃん - オリジナル作品とは難易度の高い...() 若干分量が少ないかな〜と言う印象ですね、もう少し描写を詳しく書いてみると文も増えるどうでしょうか？ ...言えない、僕はnmmn界隈の者なんだって言えない() (2020年10月31日 22時) (レス) id: 7f877cb593 (このIDを非表示/違反報告)
あんことうさぎ - 瀉天さん» アドレス、じゃないですね！ アドバイスでした！！ すみません！ (2020年10月15日 21時) (レス) id: 9159578e83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんことうさぎ | 作成日時：2020年9月28日 19時
