【葬送のフリーレン】妖精と勇者一行 (ページ18)

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友人の子をページ18

ｺﾄｯ

女の子がコップを置いてくれた。

そういやこの子…名前知らないな。

『ハイター、あの子の名前は？』

ハ｢フェルンと言います。南側諸国の戦災孤児でした。｣

！ハイターが拾った子なんだ…。珍しいな、ヒンメルみたいだ。

『なんだかヒンメルみたいだねハイター。』

フ｢確かにらしくないね。進んで人助けなんてしないでしょ。ヒンメルじゃあるまいし。｣

2人ともハイターがヒンメルみたいに見えているようだった。

…ハイターって笑顔全然変わらないな。

ハ｢フイリン、フリーレン、何故私のところへ？｣

フ｢聖都への買い出しのついでだよ。旅先で会う人とはなるべく関わるようにしているからね。｣

たしかに、ここ20年で旅を通しての知り合いは100年分くらいに達していそうだ。

『それに、ハイターにはたくさんの借りがあるからね。』
『死なれる前に返さないと。』

淡々と、でも寂しそうに告げるフイリン。

ハ｢…そうですか。では一つ頼み事を。｣

なんだって聞いてやるつもりではいる。

まぁお金はそれほどないけどね！

ハ｢弟子を取りませんか。｣

『ほぉ…弟子ねぇ』

……！？弟子！？

ハ｢フェルンには魔法使いとしての素質があります。あなた達の旅に連れて行ってはくれませんか？｣

弟子かぁ…見た限り、フェルンには確かに才能はある。
気配を感じさせなかったあの魔力操作。

並の魔法使いじゃ出来ない。

ただ、

あの年齢だ。足でまといになって死ぬかもしれない。

何でも叶えてやりたかったけど、こればっかりは無理かな…。

『ごめんハイター、それは出来ない。』

『足でまといになって死んでしまう。』

フ｢そうだね。友人から預かった子を死地に送るつもりはないよ。｣

ごめんハイター。分かってくれ。

仲間が戦いで死んでいくのはきっと私には耐えられないと思うんだ。

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ハイターが酒豪なのは共通認識ですが好きなお酒は明かされてないですよね…。知りたい！

追記設定について
物語の都合上、フイリンの寿命を変更しました。
寿命は約500年です。そして現在フイリンの年齢は330歳でございます。

あんず