ボクの初恋 (ページ9)

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???日目…初恋は終わらないページ9

リドルside

あれから数年後＿＿＿＿

ボクはナイトレイブンカレッジを卒業して"医者"として

病院で働いている。

＿＿＿＿あの時は自分の未来は自分で決めると高を括って

いたが、やっぱりボクには医者という職業が性に合っている

そう気付いてからは医者になるべく勉強をし、今では

医者になって早1年が経とうとしていた。

そして、ボクは今日25歳になる。

そう、数年前のあの時の"彼女"と同じ年齢だ。

彼女と会わなくなって……いや物理的に

会えなくなって(学園ではもう働いていない)

もう暫く経つというのに。ボクは未だに彼女のことを

忘れられない。時間とはとても残酷だ。

"逢いたい"なんて一体なんど願っただろう。

でも、残酷にも時は進んでいく。今日もボクは坦々と

仕事をこなす。………そういえば、今日から新しい看護師が

この病院に入ってくるらしい。なんでも、看護師として

働いて5年以上経つ、ある程度腕の利く看護師だそうだ。

まあ、人が増えるのはいい事だ。なんて思いながら

自分のデスクの側にある椅子に座って患者のカルテを

見ていると、足音が聴こえてきた。

……もしかしたら新しく入ってくる看護師の方だろうか。

困ったな、今は生憎ボク以外の職員達は席を外していた。

ボク１人で対応しきれるか不安はあるものの、これも

仕事の１種。

???『こんにちは。今日から此処で働く
　 A・ロザリーです！宜しくお願いします』

＿＿ボクは耳を疑った。

リドル「………A先生、ですか？」

彼女と目が合う。

彼女は微笑む。

その笑顔は相変わらずキレイだ。

誰かが言った。＿＿＿＿初恋は"叶わない"と

でも、今の僕なら分かる。

ボクの初恋は終わらない、これからが始まりだ＿＿＿＿＿＿