ボクの初恋 (ページ4)

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3日目…クッキング大作戦ページ4

Aside

A『＿＿＿＿＿で？
　クローバ君やダイヤモンド君たちに
　お菓子を作りたい……と？』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

彼がオーバーブロットしてから既に3日が経っていた。

時間の流れはあっという間だ。

彼は元々、大きな怪我もしていなかったし、

今では診察というよりはカウンセラーのようなことを

している。

まあ、学園長には最低でも1週間は様子を診るようにと

言われているので、ココロのケアという名の雑談会を

している。＿＿＿＿学園長、すみません。

まあ、これも治療の1種だよね……？

なんてことを考えている矢先、言われた事がまさか

お菓子作りの相談だなんて……。先生びっくり。

リドル「実は…オーバーブロットの件のお詫びに以前、
　タルトを作ったんです。でも、オイスターソース
　を入れてしまって……。」

A『へぇ〜！オイスターソースねぇ。
　まあ、意外と色んな料理に使えて便利
　だものね。分かる、分かる…。』

＿＿＿＿＿ん？"オイスターソース"？？

今、オイスターソースって言われて反射的に返しちゃった

けど、あれってお菓子作りの時に間違えて入れることって

あんまりないような……？

そんなことを考えいると彼はもう話を進めていく。

リドル「それで、…A先生なら何を作りますか？
　先生の意見も参考にしたいのですが…」

A『え、えっとお…。そうねえ……。
　ローズハート君は料理初心者なわけだし、

　 "クッキー"とかはどうかな？』

リドル「クッキー…ですか？」

A『うん、そう。
　あれって案外、簡単に沢山作れるから
　もし失敗しちやっても直ぐに作り直せるん
　じゃないかな？』

リドル「確かに、失敗することを前提として
　作れたほうが作りやすいかもしれませんね。

　＿＿うん、そうします。
　先生、アドバイス有難うございました。
　上手くいったらまた報告しにきます」

そう言って、彼は優しい笑みを浮かべて保健室から

出ていった。

＿＿＿＿上手くいくのかなあ……

なんだろう、凄く心配だ。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

リドル「………適量？？適量ってこのくらい？(ﾄﾞﾊﾞｯ)」

彼のお菓子作りが私が想像したものより
大変だったと知るまであと数時間＿＿＿＿