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A「ここに朧はいない」


墓を眺めてAは言った。


A曰く

朧は死期を悟り1人で消えたという。


そこまでなら

まだ生きているかもしれないという望みはある。



しかし朧の中には私の血が混じっている。

死んだかどうかなど一目瞭然。


そして恐らくAは、、、


ーーー


桶の中に水をたっぷりと溜めて

柄杓を手に歩き出す。


その時

懐にあった花がぽとりと落ちた。


A「あ、、、せっかく貰ったのに、、、」


似合わない赤い花も花束に添えて

また歩き出す。


「Aちゃん?」


先程聞いたような声がして

振り向くと


ずきりと頭に衝撃が走り

赤い花がまた地面に落ちた。


ーーー



A「、、、」


ああ、


私は今ものすごく後悔している。


近くに知り合いはいない。

薄暗い裏路地で淡い空を見上げた。


花屋の男が私の体に跨り

手に持った刃物で私の服を裂く。


「Aちゃん、、、いつも見てたんだよ

、、、気づいてたよね?」


気づくわけが無い。

伝えられなければわかるものも分からない。


「何歳なのかな??

7?8?でも大人びてるから10歳にも見えるね

僕、君みたいなちっちゃい子大好きなんだ」


ああ、こういう男の事を幼女嗜好と言うのだろうか。

中身は1000歳越えだと言うのに。


A「やめてくれないか

私はそのような気は全くない


何か勘違いをさせてしまったのなら謝る


だから、、、」


ぐいっと口を掴まれて

気持ちの悪い感触がする。


A「ぁ、、、ぉぇ、、」


舌がぐにぐにしながら口内をまさぐり

喉奥に唾液が流し込まれる。


「反抗期なのかな??

ダメな子だね、、、


でも下はどうかな??」


口を合わされたまま

声もあげることを許されず

腕や足を抑えられ


A「、、、ん゛ん゛っ」


男のモノが私の中をかき分ける。







この状況なら

何をするべきか。


私は思考をめぐらせた。


諦めよう。

それが一番楽で、苦しまない。

辛くない。


でも、、、

どうだろうか。


果たして私が諦めて


あいつらが怒らないだろうか。

怒らない、、、









わけが無いのだ。


「う゛ぅ゛っ!!?」


ぶちりと舌を噛み切って男の腹を蹴る。


A「はっ、、、はぁ、、、」


立ち上がった男はとてつもない形相でこちらを睨む。

そしてまた押し倒されて

何かを思い出す。


ああ、、、

似ている。

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作者名:ありやけさん | 作成日時:2021年1月20日 23時

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