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A「、、、やめ、ろ」


すると僧は錫杖を手から離し

がしゃん、と金属の音がなった。


銀「、、んぁ?

なんでこいつらお前の言うこと聞くの?」


私だけじゃない。


こいつらは虚の言うことも聞くし、

同じ血を持つ松陽の言うことだって聞く。


理由は明確。

【血の主】だから。


虚の血と私の血が混ざっている。

私の血液を提供した覚えはないのだが、、、


やはり、

私の人格が変わって、?


だとしたら茜か。


Aは下手なことをするやつではないし、

何より茜を止めるように虚に頼むくらいの奴だ。


、、、今の内に片そう。

知れば知るほど精神がすり減っていく。


銀「、、、まァ、お前が気にすることじゃねーよ」


肩に手をかけて笑顔を見せる銀時。

次の瞬間、轟音が鳴り響き


松「銀時っ!!」


足場ががらがらと崩れた。


銀「、、、って、え?」


ますます銀時の視点が低くなる。


地層が崩れてる。

このまま落ちれば死ぬかもしれない。


新「、、、!

あん、た何してるんですか!」


神「銀ちゃん!」


銀「神楽、新八

ありがとよ、



手ェ、離せ」


自己犠牲か。

仕方ない。


そう言う性格だ。


A「、、、言うと思った」









その大きな穴に飛び込み

落ちた勢いで銀時を上に投げる。


投げられた銀時は神楽と新八に当たり

そのまま倒れ込む。


松「、、、!!」


虚「、、、!!」


大きな手がふたつ、

私の手を離すまいと力強く握っていた。


A「構うな、離せ

3人を頼んだ

、、、それと、この町の人間も


やはり私のせいでこんな事が起っているみたいだ」


松「嫌です!離しません!

こればっかりは駄目です!」


虚「、、、A、?


あ、!!」


そうだろうな。

お前らならそうする。


だが私は、、、




気づかれないよう虚の刀を引き抜き

すぱっと腕ごと切り落とす。



A「すぐ戻る、

これは借りてくぞ」


2人の顔を最後に見つめて

深い闇へと落ちていく。

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作者名:ありやけさん | 作成日時:2021年1月20日 23時

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