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週刊誌対策として、
ガッツリ早瀬に変装をさせて、
時間差帰宅。
「ゲームの前にちょっといい？」
軽くご飯を食べて、
いそいそ準備してたら、
早瀬がそんな事を言った。
「ん？」
「この前菅田が言ってたんだけど」
必ず菅田の名前が出る。
「うん」
「私と桃李くんってほぼゲームの話しかしないよね？」
「うん？」
「2人でいる時にどんな話してんの？って聞かれて考えた時に、ゲームの話しかしてないって思って」
「あー…、そうかな、」
「そうだよ」
「じゃあー、一旦ゲームは置いといて。何の話する？」
「え、えっとー、…最近どう？」
「ははっ！それ会話に困ってる時のやつじゃん」
「え！違うよ」
「あ、じゃあ逆に菅田とはどんな話すんの？」
「え？…んー、この前はもし自分がアリだったらどうする？って話したよ」
「なんだそれ」
「そんなしょうもない事ばっかり話してる」
さすが独特。
しかもそれで十二分に盛り上がるんだろうな、
と思ったら…、
面白すぎるだろ。
そして、へぇ…、
としか言いようがない。
「あ、そう言えば早瀬さ、なんでそんなスケッチブック持ってんの？持ち歩いてんの？」
「あっ、今日暇だったから、何か模写でもしようと思って出かけたけど書くもの忘れて結局めんどくさくなって事務所行ってウダウダしちゃって、そこに桃李くんが来た」
模写しようと思って出かけて、
なんで書くもの忘れるかな。
ツッコミどころ満載な早瀬だから、
みんなほっとかないんだろう。
いや"ほっとけない"が正しいか。
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作者名：Lily | 作成日時：2020年6月26日 4時
