検索窓
今日:20 hit、昨日:4 hit、合計:12,971 hit

続き ページ49

セシルside


昔、カイトさんが病気の悪化により、銀の城に来られなくなってしまったことがありました。



というかつい最近までそうでした。しかし、その間、姫様がカイトさんを思い出したことなど、最初の頃を省けば数える程しかないでしょう。



あっ、姫様が冷たいとかどうとも思ってなかったとか、そういうんじゃないですよ!?



これも、カイトさんの優しさなんです。



当時、病気の悪化により来れなくなった旨の手紙とともにあるものが銀の城に届きました。



といっても、そんなに凄いものではなく、ただの香り袋です。



カイトさんの手紙と一緒に同封されていました。



姫様は最初の頃はカイトさんのことを酷く心配されていて、毎日その香り袋を持ち歩いていた程でした。



しかし、いつしかカイトさんのことを口に出すことはなくなり、香り袋を持ち歩くこともしなくなりました。



不思議に思って姫様に尋ねても、『ああ、そんなのあったな〜』レベルの反応しか返されません。



ピンと来ましたね。侍女の勘、舐めてもらっては困りますよ?フフフ



私はその香り袋を姫様にことわって拝借すると、ちょっと調べさせていただきました。



でましたよ、微量ながらに魔力の反応が。どうやら記憶操作の魔法がかかっていたようです。



それにより、毎日持ち歩いていた姫様のカイトさんに対する記憶は薄れ、無くなるまではいかないものの『ああ、そんな奴いたな〜』レベルにまで薄められてしまったのです。



といっても魔法の強度も効力もちゃんと加減されていて、本人と顔を会わせればすぐに解けるようにできていたようです。



いや〜、カイトさんの過保護さが目に見えますね。



姫様の性格を熟知していらっしゃる。まあそれは幼馴染みとして当たり前なのかもしれませんが←



教育係である私も感服します。……え?では何でカイトさんを応援しないのか、ですか?



それは……チトセ様の姫様に対する真っ直ぐなお気持ちにも感服するからです!



番外編最終話→←続き



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:らくだい魔女 , チトフウ , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あんなつ♪(プロフ) - ♪稀小椎♪(mej)さん» うす!ありがとね!! (2020年8月16日 15時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
♪稀小椎♪(mej)(プロフ) - 脱字した…、今更言うけど、続編おめ! (2020年8月15日 20時) (レス) id: 4cf15cbb89 (このIDを非表示/違反報告)
♪稀小椎♪(mej)(プロフ) - 今更、続編おめ!! (2020年8月15日 18時) (レス) id: 4cf15cbb89 (このIDを非表示/違反報告)
あんなつ♪(プロフ) - ケイさん» 私もそう思う!!!父親○したヤツなんて○しちゃえ!!! (2020年7月7日 19時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - あんなつ♪さん» ちょっと待ってベネス腹立つわぁああ怒カイトくん一気にやっちゃって!!本当もう、原型とどめなくていいと思う! (2020年7月7日 5時) (レス) id: b0b3a08d76 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あんなつ♪ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年4月7日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。