らくだい魔女と両思いのち片思い～奇跡が起こる瞬間に～ (ページ47)

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らくだい魔女関連タグランキング１位記念『教育係の憂いは』ページ47

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らくだい魔女関連タグランキング１位はかなり前に３度程取らせて頂いていましたが、今まで本編続きで記念話が書けていませんでした。

なので、今回は感謝話として書かせていただきます！( ´,_ゝ`)

時系列はだいたいpart1の『解呪の花』から『嫌な予感』の中間地点辺りです。

では、どうぞ。

セシルside

みなさん、初めまして。銀の城のプリンセス・フウカ様の教育係を務めさせて頂いております、セシルと申します！

今は姫様もベッドに入られ、侍女としての仕事も一段落付いた私の息抜きのお時間です！

パラパラと昔撮った写真の数々が収められたアルバムを捲って、ホットミルクを堪能している所存です。

１ページ目は姫様の産まれたばかりの頃。女王陛下が姫様を抱いて微笑まれている写真。

そこから２ページ、３ページと捲っていくと、段々と姫様が大きくなっていく過程が見られるのです。

パラ、とページをまた１つ捲って、10ページ程に来たとき。

そのページで指が止まりました。

そのページの上から２番目。他の写真より一回り大きく貼り付けられていたその写真を見て、ふっと昔のことが思い出されたのです。

そこに写っているのは、満面の笑みの幼い姫様と、ミルクのような滑らかな白髪の少年の姿。

姫様の幼馴染みにして、知る人の少ない小国・ミサトの王子であらせられるカイトさんです。

昔は“様“と呼んでいた記憶があるのですが、姫様に対する同じ悩みを持つ同士として、いつからか“さん“と呼ぶようになっていました。

そこに写っているお姿はまだ、お二人とも２歳くらいのころ。

きっと当人たちは出会ったときのことなど覚えてもいらっしゃらないでしょう。

なにせあれだけ姫様と長い付き合いをして下さっているチトセ様と出会ったときよりも幼いのですから。

しかし、私は覚えています。お二人が出会ったときのことを。

カイトさんは、よく笑う子でした。姫様は『カイトのえがおがすき！』と、カイトさんといるときはいつも上機嫌でしたっけ。

だからこそ、カイトさんは姫様と居るときだけは、いつも笑顔を絶やさないのかも知れません。

私とお話をする時も、たまに笑って下さいますが、それも姫様の話あってこそのもの。

いやー、ほんと、カイトさんは姫様にベタ惚れですね♪←

まあ、私の憂いはそこなんですけど……。

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