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魔法とガート ページ33

フウカside



ギュッと目を瞑る。ガートの語りかける声が聞こえた。



ガート「そうです。そのまま、あちらに、貴女を呼んでいる方のもとにいる自分を想像してみてください。戻りたいと、強く願ってください。」



ガートに言われた通り、チトセのところに戻るあたしを想像する。



それから、戻りたい戻りたい戻りたい戻りたい!!!と鬱陶しいくらいに強く願った。



ガート「……そのまま、魔力を流してください。魔法を発動するときのようにして。『自分を戻して』と魔力に訴えてください。」



すぅっと力を抜いて、魔法を使うときみたいに魔力を体全体に行き渡らせる。



すると、だんだん体が熱くなってきて、ドクンドクンと心臓が暴れだした。



風が吹いて、キーーン……と耳が痛くなる。そして、いつも魔法を使うときみたいに、人差し指を高々と持ち上げて、空に突きつけた。



フウカ「お願い……風よ、火よ、あたしをみんなの所に戻してっっ──!」



ぶわぁあああ!と熱風があたしを取り巻く。意識がふわふわと浮かぶような気がしてきたところで、あたしは必死に閉じそうになる瞼をこじ開けて、もう見えなくなったガートに向かって叫んだ。



フウカ「ガート!!あたし、絶対にガートのことも助けてみせる!!……絶対、助けるから!」



全身を取り巻いて舞い上がる熱風に押し流されないように全力で叫んだ。



フウカ「っ……待ってて──!!」



最後に叫びきったあと、あたしの視界は一瞬真っ暗になって──。



チトセ「フウカッ!」



必死にあたしに呼び掛けてくる幼馴染みの姿に変わった。

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設定タグ:らくだい魔女 , チトフウ , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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あんなつ♪(プロフ) - ♪稀小椎♪(mej)さん» うす!ありがとね!! (2020年8月16日 15時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
♪稀小椎♪(mej)(プロフ) - 脱字した…、今更言うけど、続編おめ! (2020年8月15日 20時) (レス) id: 4cf15cbb89 (このIDを非表示/違反報告)
♪稀小椎♪(mej)(プロフ) - 今更、続編おめ!! (2020年8月15日 18時) (レス) id: 4cf15cbb89 (このIDを非表示/違反報告)
あんなつ♪(プロフ) - ケイさん» 私もそう思う!!!父親○したヤツなんて○しちゃえ!!! (2020年7月7日 19時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - あんなつ♪さん» ちょっと待ってベネス腹立つわぁああ怒カイトくん一気にやっちゃって!!本当もう、原型とどめなくていいと思う! (2020年7月7日 5時) (レス) id: b0b3a08d76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんなつ♪ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年4月7日 8時

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