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従者は ページ27

ガートside



〜〜また回想です〜〜



だから、私はあの日。王に『命令』されて、信頼する父の『頼み』ならと聞いてしまいそうなカイト様に言ったのだ。



「銀の王女は連れてこなくていい。連れてきてはいけない。」と。



カイト様は最初は渋っていたものの、何度も説得すると仕方無しに頷いてくださった。



その頃にはあの聡いカイト様のことだ。何かいつもの義父とは違うのだと感じ取っていたのかも知れない。



私は「ありがとうございます。」と言って銀の城へ行くカイト様を見送った。



……その会話を、王に知られているとは思いもせずに。



それから、その日1日は無事に過ごした。いや、“過ごせた“というべきなのか。



その日の夜。私は王に呼び出された。『急用がある。至急王室に来い。』と言われ、多少警戒はしながらも王の元に向かった。



王室に入れば、王はいつかのように椅子に深く腰かけて待っていた。



ただ、その瞳に温度はなく、やはりいつもの王ではないのだと改めて確信した、



とき。



本当に、たった1度の瞬きのうちに、私の膝はガクッと折れて、床についた。



何がおこったのか、分からなかった。ただ数秒遅れて吐き出した紅い血と、殴られたあとのような激痛に攻撃されたということだけは分かった。



だが一体どうやって。私の目にすら止まらない早さで魔法を出したと?



あり得ない。いくらなんでも、そんなの人間業ではない。



しかし、先程から続く痺れされるような痛みと床にたれる血、そして段々と荒くなっていく呼吸は否定できない事実だった。



「な……っぜ、このような、ことをっ……!?」



私の絞り出した叫びなど聞こえてもいないとでもいうように、王の、彼の絶対零度な眼差しは



何の感情も、表してはいなかった。



*

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設定タグ:らくだい魔女 , チトフウ , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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あんなつ♪(プロフ) - ♪稀小椎♪(mej)さん» うす!ありがとね!! (2020年8月16日 15時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
♪稀小椎♪(mej)(プロフ) - 脱字した…、今更言うけど、続編おめ! (2020年8月15日 20時) (レス) id: 4cf15cbb89 (このIDを非表示/違反報告)
♪稀小椎♪(mej)(プロフ) - 今更、続編おめ!! (2020年8月15日 18時) (レス) id: 4cf15cbb89 (このIDを非表示/違反報告)
あんなつ♪(プロフ) - ケイさん» 私もそう思う!!!父親○したヤツなんて○しちゃえ!!! (2020年7月7日 19時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - あんなつ♪さん» ちょっと待ってベネス腹立つわぁああ怒カイトくん一気にやっちゃって!!本当もう、原型とどめなくていいと思う! (2020年7月7日 5時) (レス) id: b0b3a08d76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんなつ♪ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年4月7日 8時

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