替え玉 ページ7
土方さんの大きい声が青い空に響き渡る
咥えてた吸い終わり直前の煙草が地面に転がり落ちた
驚いているのか目が点で今回もまた瞳孔が開いてる
「土方さん、今 驚いてます？」
土「見れば分かんだろ」
「良かった、当たりでした」
土「喜ぶとこかよ」
「ひとつ言っていいですか？」
土「何だ」
「私は化け物じゃないですよ」
土「いや化けすぎだろ本当に矢野か？
天人にでも化かされてんのか俺ｧ」
「こんな寂れた煙草屋にそんな暇な天人はいませんよ」
ここまで疑われるとは
ひと月ぶりに会えた土方さんに対して緊張は意外にもあまりなく、ふわふわとした浮遊感があった
これもまた久しぶりの感覚で、でもまだそうだとは決めつけたくない自分もいる
だって外で人と話すなんて本当に久しぶりで、ただ浮き足だってるだけ、興味があるだけかもしれないから
だからそれが満たされれば、ふわふわした気持ちがなくなると思った
土「お前、仕事 始めたんだな」
「あ、これは仕事じゃなくて…」
土「だったら何でそんなとこにいんだよ」
「ボランティアです」
土「今度はここの店主にでも捕まったのか？」
「店主ではなかったです
土方さんのとこ行く途中で、ここにいた銀髪の人に "俺の代わりにここにいてくれ" って頼まれて」
土「…ほぉ、で、そいつはどこ行った」
「半日経ったら帰るって言ってたのでもうすぐかと」
土「勿論、報酬は貰うんだろうな」
「ボランティアだからいらないよなって言ってました」
銀髪の人と聞いた途端、ヒクヒクと血管を動かす土方さんは静かに怒ってるようだ
残り僅かの煙草を思いっきり吸い込んで、口から呆れた溜息混じりの白煙を吐き出すと
"取り敢えず出て来い" とのことで、訳は分からないが素直に出てみる
やっぱりV字前髪 似合ってるな
そんなこと思ってたら不意に違和感を覚えた
土「そんな奴、放っとけ
落し物 届ける方が優先に決まってんだろ」
「…ｯはい！」
手首を引かれ屯所の方面へズンズンとこちらも見ずに進んで行く
こういうの慣れてないのか、私の手首を握った時、一瞬だけ見えた、むず痒そうに少し頬を赤た土方さんが可愛くて
つられて私もドキりと大きく胸が鳴る
銀髪の人にも勿論 どんな人かは気になったけど
それよりも土方さんの知らない一面を知るのはやはり嬉しい
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S(プロフ) - 更新待ってましたっ！ありがとうございます〜！るう様が魔法使いですよね....!!!!!!!!!💗銀さんとの絡みも気になります！！次も待ってます！一生応援してます~！！！ (5月2日 7時) (
レス) @page11 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！夢主ちゃんよ、土方スペシャルに手を出してしまったか...次は宇治銀時丼だな！！(？？？？)次の更新も待ってます💕頑張ってください ~！！！ (4月29日 10時) (レス) @page10 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
るう(プロフ) - Sさん» ありがとうございます！頑張ります！ (11月19日 8時) (レス) id: ce1cf82280 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 土方オチ待ってましたー！こっちも読ませていただきます♡更新頑張ってください！！応援してます！ (11月18日 22時) (レス) id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るう | 作成日時：2023年11月18日 21時
