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第55話 ページ8

真撰組屯所から敵のアジトへ
私達が本隊の皆さんと別行動で行き、機密文書を盗むことと敵の撹乱が主な目的だ

敵のアジト、と思って緊張していたけど長屋と倉庫が並んでいるもので住み込みできる工場を改装したような場所だから拍子抜けした
私がその工場を見ていると山崎さんが低い姿勢で動き出した
山崎さん、私、土方さんの順番で、他の倉庫とあまり変わらない場所に入っていく
私は小声で山崎さんに話しかけた


「こんなすんなり入れるんだったら私は必要ないような?」

山「機密文書を取りに行くのに必要だよ。敵さんがやっかいな機械取り付けててね」

「そうですか。」


土方「おい喋ってねぇで先を急ぐぞ」


本隊の皆さんはもう、突撃の準備は整ったんだろうか
まだ、敵がこちらに気づいた様子はないから突撃してないと思うけど…

数十分後、山崎さんの足が止まった
廊下の先、ある一点の部屋を見ている
その部屋に文書があるのかな?
山崎さんの後ろから前屈みになってのぞきこもうとして…足音が聞こえた
音の聞こえた方に振り向こうと頭を上げて…


土方「頭あげんな、バカ」


土方さんに頭を押さえつけられた
上から金属を歩く音と男の話し声が聞こえる
通路のような物があるのだろう
音が遠ざかっていく
ひと安心したのも後ろから束の間私を呼ぶ声がした
それは、土方さんではなく私の愛しい人の声で


吉「A、なんでお前がこんな所に…」

「決まってるじゃないですか。真撰組だからですよ、吉。」


私は立ち上がり、鞘から刀を抜いて、吉に向けた
私は真撰組1番隊隊士だからだ


土方「A、とっとと書類取ってこい」


土方さんは私の持っている刀の剣先を押さえながらいう
そして、刀を抜いた


「…わかりました。土方さん、私が戻ってくるまでに吉のことたたっ切らないで下さいね。」

土方「わかった」


私は刀を抜き身のまま山崎さんの方を向く
山崎さんは頷いて、敵がいないか気を付けながら入っていった
素直についていった

部屋に入って、奥に書類が入っている雰囲気の紙袋があった
ただ書類を取るには、何か床にパネルのらようなものがついている機械を通らないといけないらしい
機械に近づいてみると、紙が貼ってあった
普通の白い紙に筆でかかれた字


「これは…」


こんな理由で私が呼ばれたのなら、心底馬鹿馬鹿しい内容だった

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設定タグ:銀魂 , 土方 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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光珂(プロフ) - お久しぶりです、誤字脱字のチェックに来ました! 第53話の下から5行目「降っている」→「振っている」だと思います。 (2015年8月2日 7時) (レス) id: 6a4b2687c1 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 光珂さん» ありがとうございます。 (2015年5月31日 15時) (レス) id: b39489f403 (このIDを非表示/違反報告)
光珂(プロフ) - 桜餅さん» いえいえ、お気になさらず。 もちろんです、こちらこそよろしくお願い致します! (2015年5月31日 15時) (レス) id: 6a4b2687c1 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 光珂さん» ありがとうございます! ご報告するべきでしたね…すみません!これからもお世話になってよろしいですか? (2015年5月31日 15時) (レス) id: b39489f403 (このIDを非表示/違反報告)
光珂(プロフ) - お久しぶりです。続編おめでとうございます! (2015年5月31日 15時) (レス) id: 6a4b2687c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜餅 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年5月20日 15時

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