鬼ん子ひと守り。【銀魂】

第５３話 ページ6

隊服に着替え、近藤さんの自室まで行く
刀を腰からおろし、部屋の前で正座して声をかけた


「近藤さん、土方です。」

近藤「あぁ、入っていいぞ」

「失礼します。」


襖を開け、近藤さんと向かい合う形で座る
真剣な顔をしているから大事な話なんだろうか？
土方さんではなく、私に真剣な話？


近藤「もし、もしもだが…」


もしも？


近藤「好きな女性に物を贈るとしたら何がいいだろうか」


え？
あー、女の意見が欲しかった訳か
私に聞かれても困る


「そうですね…その方が普段使っている物はどうでしょう？」

近藤「なるほど」


思い出の品でなければ、嬉しいだろう前の世界で誰かが聞いた
使えない物貰っても、損した気分になるよね…みたいな(言った本人は多分その人のことを好きではないんだろう)


「凄い物を贈っても重い、と思われそうですし。」


近藤さんは納得したようで首を何回も振っている


近藤「ありがとう」


相談内容があれだったので、力が抜けてしまった
真っ直ぐな目してるなぁ
そんな近藤さんだから、私は信用しているんだけども

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