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「おつかれさまでーす」


三代目と一緒にジムに入るとGENEがトレーニングの小休憩をしている所だった



「「あ、A!」」


Aに反応して声を上げたのは隼と玲於

ビュンッと彼女の目の前にきた2人はいつもとは少し違う様子で…



「え、なになになに、」



隼はまだしも玲於の取り乱す姿に緊張が走る



玲於「次は俺と出かけるって約束したよね?」

隼「俺だよね?!てか3人でもよくね?」

玲於「は、絶対無理。」

隼「なんで!!」

玲於「無理なもんは無理。」




目の前で言い争いをする2人



話的に次の休みにどっちと出かけるかで揉めてるみたいだけど、私2人と約束してたっけ…

色んな人とご飯とかお出かけの話してるから、わからなくなっちゃってる





そんなことを考えてるうちに…



玲於「てか、俺と約束してるのになんで隼とも約束してんの?」


怒りの矛先がいつの間にかこっちに向いてた




やばいやばい、めっちゃ怒ってる!


嫌でも確か玲於とは次の休みねって言ったけど、隼には今度行こうねって言ったような気がするような…

ってことは玲於が先?





チラ、と隼を横目で見ると目をうるうるさせて懇願するように私を見ていた。


え〜、何その目!断りづらいんですけど!





「えと確か…玲於とは次の休みねって言って隼には行こうねって話はした、けど、」

玲於「ふっ……ほら。」

隼「えー!!じゃあ俺は?いつ?いつ?」

「…3人じゃだめなの?」

玲於「だめ。」



断固として拒否な玲於



隼「じゃあ今日にでも!」

「あ、今日はあっくんとだからだめです。」

隼「まさかの即答拒否!」



あんまりだぁぁ!!と床に伏した隼に少し申し訳なさを感じつつも、あっくんとのサシは譲れないAと勝ち誇ったような顔の玲於。



そしてこれはもはや見慣れた光景な為、誰もリアクションをしない




彼女の休日はいつもこのような争奪戦が起きるのだ。




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作者名:さくら | 作成日時:2018年5月3日 17時

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