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健二郎side







「剛典〜みて〜」

剛典「なに?」

「これメンディーに似合いそうじゃない?」

剛典「ぶふっ、お前それ顔が似てるからだろ!笑」

「え〜?そんなことないよ〜!笑」




変な顔がプリントされたTシャツを持って笑い声をあげる2人を見ながら、自分もお土産を物色する。







数日前に珍しく喧嘩をしていた末っ子達は、喧嘩が嘘だったかのようにべったりとくっついとる。


それにジェラシーを感じる人らがまた数名。





異国の地でくらいなんも考えんと楽しませてくれや。





直人「A〜!」




痺れを切らした直人さんがAを手招きして呼び寄せた。



Aが来たことに満足そうにして、自分が見ていたスニーカーを見せて、なんや話してる。


Aは普段と変わらず直人さんと話していた。






広臣「健ちゃん見て見て!これっ!」

健二郎「おお!!それはアメリカ限定のスニーカーやんか!」

広臣「やばいよね!」

健二郎「ヤバいなんてもんちゃう!これは即買いしな!」




今買わな後悔するやつや!

俺のサイズあるやろな?




サイズを確認して高揚する気持ちを抑えながら商品をカゴに入れた。






「そんなに凄いの?」

健二郎「ぅお!」



ひょっこりと急に現れたAに驚き、1歩後ろに下がる。


健二郎「おう、これは日本では手に入らない貴重な品物やからな。」

「へ〜、」

健二郎「ちなみにお前が持ってるやつもアメリカ限定やで?」

「え?そうなの?なんか直人さんがこれ似合ってるから買ってあげるって、お会計まで持っててって言われたの。」

健二郎「相変わらず太っ腹やなぁ。」







Aにデロデロに甘い直人さんなら数万の靴をプレゼントするなんて朝飯前か。







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作者名:さくら | 作成日時:2018年5月3日 17時

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