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広臣「最高だったよ。やっぱり俺、Aのバラードが1番好きだわ。」
「…ありがと」
正直に言うと、照れたのか俺から視線を逸らし、目だけで横を見てお礼を言うA。
そこは照れるんだ。笑
肩を揺らして少し笑うとまた睨まれるから、俺は無実だ、というように両手を上げてみせた。
もう、すぐからかうんだから。とプンプンするAを宥めて話を続ける。
広臣「Aは春風好きだよな。」
楽屋にいる時とかにたまに歌い出すことが多いが、そこにもよく春風を歌ってることがある。
「好きだね〜。気づけば歌ってたことも何回かあるよ。」
広臣「へぇ、これリクエスト聞いてくれたの?」
「うん、なんでもいいって言うから、テレビでは歌わないようなものを歌ってみた。笑」
広臣「いいんじゃない?ほらコメントもみんな大絶賛してるよ。」
「ほんとだ!うれし〜!」
好きな曲を歌って褒められるとめっちゃ嬉しいよな。
嬉しくてテンションが上がったAが直己さんに絡みに行くのを見守ってから、また動画を見るために再生した。
(臣〜Aの春風見た?)
(見たよ。なに、隆二もチェックしてるの?)
(え?当たり前だろ〜!Aを見て癒されてるんだから!)
(考えることまで一緒なのかよ。俺らどれだけAが好きなんだ。笑)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年5月3日 17時