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髪も乾いて、ご飯を食べた剛典は食器を片付けてくれた。
時計を見るともう日付が変わる時間
「私もう寝るけど、剛典は?」
剛典「俺も寝る」
一緒に歯を磨いて布団に入ると抱き枕のように私を抱きしめる剛典
私も剛典の方を向いて胸に顔をあてる。
ドク、ドク、規則的な心音と温もりに安心して、次第に瞼が落ちていった。
「すー、」
剛典「寝るの早…」
男とこんなに引っ付いてるのに何も思わないのかな?この子は。
安心されてるのは嬉しいけどさ、意識されて無さすぎて落ち込むわー、
剛典「ま、可愛いからいっか。明日も一緒だし皆に自慢しよーっと」
パシャ、腕の中で引っ付くAの写真を撮ってからまた抱き直して睡魔に身を委ねた。
翌朝 事務所
ガチャ
「「おはよーございます」」
直人「おー、おはよ。岩ちゃんお泊まり?」
剛典「そっす!昨日から至れり尽くせりでした!」
直人「は?!ずりー!」
朝からテンションの高い直人さんの横を通っていつもの定位置に座る。
広臣「はよ、昨日は岩ちゃんの世話やいてたの?笑」
「甘えたなワンちゃんだった笑」
隆二「えーいいなぁ。A今日は俺の世話もやいて?」
「なんでよ笑」
甘々な声で言ってきた隆二くんに笑うと抱きついてきた。
隆二「あー落ち着く。今日PVの後は?」
「雑誌の撮影だよ」
広臣「途中から別か…。俺らトレーニングだからなんかあったら連絡して。」
「何もないと思うけど…、わかった、わかったよ笑」
ただの雑誌の撮影に何があるんだ、って笑ったら抱きついてる隆二くんが首筋に頭をぐりぐりして無言の要求をしてきた
子どもみたい笑
ん、と臣くんも満足そうに笑うとまた携帯をいじり出した。
それを見て私から離れた隆二くんと話しているとドアがノックされ、スタッフさんが来た。
スタッフ「すみません、衣装持ってきました。準備お願いします!」
『はーい』
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作者名:さくら | 作成日時:2018年5月3日 17時