これでも生きているのです ページ4
ASide
「はぁ？何言ってんの？」
加州さんは何か不満があるようですぞ？
「普通そこは入れさせてって交渉するものじゃないわけ！」
何言ってんのは此方のセリフだな
「加州さんこそ何言ってんの？君がだめといったら従うしかないじゃん？だってもし無理言って君が怒ったら嫌だろ？痛みは多少慣れたけど喧嘩とか好きじゃないからねぇ」
早くこんのすけさん取りに行ってくれないかしら?
「あんた阿呆なの？」
「あほですよ？」
加州さんは訳わかんないといった感じで頭を抱えた
「あんたはさぁ…………なんか違うね………今までと」
なんのこっちゃ
「俺達さぁ二、三度は審神者を変えたと思うよ？最初は優しかった………その人は事情によりやめたんだけどね？その後がひどかったんだ…………」
彼らも何か闇があるようだね？
「うーんそれはここでは言うことではないと思うよ？加州さん」
やっぱりテントを立てて……………
「だぁぁぁ！わかったよ!審神者部屋だけ教える俺のあと来てよ」
ありゃ?なんか教えてくれるようだぞ？
暫く行くとある部屋の前で加州さんは止まった
「適当に靴おいて入って」
加州さんは部屋へと上がっていった
自分もその後に続いた
そこは微かに汚れているがそれなりに広い部屋だった
「ここが審神者部屋だよ…………布団とかはその辺にあるから」
加州さんは箪笥を指差しながら教えてくれた
「いやー加州さん優しいね」
「はぁ？なんで」
だって…………
「教えてあげないって言ってたくせにさ色々教えてくれるし………」
すると加州さんは顔を真っ赤にさせて
「そんなことないでしょ！何わけわかんないこと言ってんの!そんな簡単人を信用してたら痛い目にあうよ！」
ほら優しい自分の心配をしてくれるじゃん
そして
「信用なんてするわけ無いじゃん………何馬鹿なの？」
その時のこんのすけさんと加州さんの顔を面白かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏五郎 | 作者ホームページ：http://ukaitue
作成日時：2018年1月5日 1時
