泉鏡花の双子の姉は part2【文豪ストレイドッグス】

水やり二十八回目。 ページ26

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『……し……失礼しました……』

「…………。別に善いンだが……」


顔を青くしてあからさまに落ち込むA。

……さっきの此奴は見間違いか？うんそうだ。そうに違い無ェ。逆にそうじゃなかったら此奴何なんだって話になるしな。


『あ、それでうちの天使がどういう子か……でしたっけ？』

「切り替え早すぎかよ手前」

『鏡花は私の妹なんですけど、あんな異能持ってるから誤解されがちなんですが実はあの子すごく善い子だしがんばりやさんだしタフネスあるしあとすごい男前で、でもちゃんと乙女な面も持ち合わせていてほんと神は二物を与えるってよく云いますけど本当彼処までいくと二物どころか十物……いえ百物は与えられてそうですよねあと心が綺麗ですごく優しいんですこの前とか私風邪引いちゃってその時鏡花はろくに物がないっていうのに必死になって看病とかしてくれて、もうあの時はやさしさに包まれて死ぬかと思いました〜死ぬ〜〜〜でっっっ、もう一度云っちゃいますけど心の底から大声でこだまさせるぐらい叫びたいことなんですが、鏡花は本当に、本ッッッ当に男前で、おばけとかそういうのには全くビビらないイケメンさがあるというかなんというか……あっオーラ！そうイケメンオーラが溢れてるんですよイケメンオーラが〜〜〜そんじょそこらの男とはワケが違うんですよ、ほんと男前なんですそれで料理上手で加えて雷怖いとかただの天使なんですわ〜〜鏡花ってやっぱり可愛いんですよね〜結局は天使の中の天使というか天使を超えた天使というかねペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラ』←止まらない


……あ、訂正するわ。やっぱ此奴やべー奴だ。確信した。話題ミスった。
覚悟を決めて腹に頭突きを叩き込むと、Aは「ああぁあぁぁあああ」と叫び地に伏した。強制終了成功。



ーーAside


「あー……初日だっていうのに頑張るな、手前」

『いえ。仕事ですから』


………ああ…ああああ……あああ…………


『というか中原幹部は仕事しないんですか』

「もう全部終わらせたわボケ」

『そうですか』



鏡花あああああああああああッッッッッ！！！！！！！！！！！

何で私鏡花と仕事別なの！？！？！？あの首領何！？悪魔か何か！？！？！？あとなんなのあのドヤ顔！！！！！！くっそいらいらしてきた(?)！！！！！！！！！



「なァA」

『はい？』

「手前の妹って……」


……………………カチッ(何かのスイッチが入る音)

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