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友達探し21日目 ページ22




病院。

其処は病人に治療を施す場であり、訪れる者は大抵皆悲壮な顔つきをしているか俯いて黙っているかのどちらかだ。いやまぁ此の子とか此の子とか例外もいますけどね。要するに何が云いたいかって?ただの宣伝ですお気になさらないでください。(おい)


……そしてその病院では、今_____……


「…………」

「…………」


……武装探偵社の社長と一人の少女が、寝台(ベッド)で寝ていた。
部屋の中は死んだ様に静まり返っている。

与謝野女医が呟いた。


「…………福沢先生に……森医師(せんせい)、か」


それに対して、福沢諭吉も新美Aも……江戸川乱歩も何も云わない。
乱歩に至っては表情すら読むことも出来ない。乱歩はパイプ椅子に座ったまま、両手を組んで黙していた。


「……それと、Aちゃんに……桜庭さんも……」


「……因縁だねェ……」


与謝野はそう云って、部屋を出た。


_______________________



「二人の検査、終わったよ」


扉から出て来たのは与謝野晶子。口元に手を当て、何かを考え込んでいる様子だ。


「概ね敵さんの申告通りだね。異能に生命力を吸われてる。意識が戻るかは微妙なトコだよ」

「社長を助けましょう、国木田さん」


ガタ、と音を立てて谷崎がソファから立ち上がる。マフィアの首領を殺すンです、と続けられた言葉に、国木田は歯切れを悪くして答えた。


「……確かに社長の死は絶対に避けねばならん。だが…………」


其れもその筈________太宰治は別の病院で、狙撃の傷の手術中だ。異能力者殺しの異能を持つ彼抜きで対マフィア戦など考えられないのだろう。

眉間に皺を寄せる国木田が、乱歩さんは?と与謝野に聞いた。与謝野は肩をすくめて云う。


「社長と……彼の子の付き添いさ。相当、取り乱してたよ」


……無理もないけどね。

与謝野の言葉に誰かがなにか返す前に、新人の叫び声が辺りに響いた。


「大変です!マフィアに……建物を包囲されています!!」

「……もう嗅ぎ付けたのか…………!」


焦る谷崎と国木田に、新人___中島敦は更に云った。


「正門も裏口も固められてます!」

「……流石に奇襲と殺しの本職だねェ。こっちは如何する?」


国木田は自身の手帳の文字を見つめた。筆で書かれた「理想」と云う文字が厭に心に突き刺さる。

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みず(プロフ) - 即直してきました。完璧です(ドヤ顔) (2018年9月22日 22時) (レス) id: 40c42479fe (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - ゆあさん» ふひゃああああああぁああああ!!!!やっちまったぜスライディング土下座ーーーー!!!!(ズザアアアアアアアアアア) (2018年9月22日 22時) (レス) id: 40c42479fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - いやみずちゃーん!かなり前にも言ったが“弁別”よ!!不覚にも吹いたその二よ!!!← (2018年9月22日 22時) (レス) id: be7752c821 (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - ゆあさん» 与謝野先生の解体ショー(?)、新美ちゃんは未だ受けてないらしいです。 (2018年8月29日 15時) (レス) id: 40c42479fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 大丈夫だ桜庭ちゃん。皆、これを経験して大人になるんだよ(`・ω・)bグッ! (2018年8月29日 13時) (レス) id: 2d3bbb4ab3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みず | 作者ホームページ:http://twpf.jp/uranai_mizu  
作成日時:2018年4月3日 19時

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