ポートマフィアの悪魔が天使に懐かれました。【文豪ストレイドッグス】【合作】☆天使ver.

友達探し７日目 ページ8

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「この野犬と野良猫の傷を見た爺さんが言った事だ。『狼のような牙で噛まれた痕がある。が、もし本当にそれが狼なら人間と同じくらいの大きさはあるだろう』……と爺さんは言った。昔狩りとかしてたような人だから、信用はできるな」

『……なるほど。だから《オオカミ男事件》なんですね』


「……嬢ちゃん、さっきから色んなことを聞いてくるな……若しかして探偵さんか？」

『え？いや、そういうことではないんですけど……』


……そういえば確かめておかないといけないことがもう一つあったな、とAは思い出した。これが分かれば犯人が分かる、と言っても過言ではないようなことが。


『……最後に教えてください。野犬や野良猫、人が殺された場所ーーつまり公園の近くに住んでいる人達が、銀の弾丸を持っているかどうか』

「んー……流石にそこまでは分からないねぇ……。大事なことなのかい？」

『はい。その……出来れば、弾丸を持っていたら誰から買ったものなのかも聞いてもらえると……』

渋い顔をしていた警察も、しばらくしてしょうがないなとため息をついた。

「……分かったよ。警部に此処を少し離れてもいいか聞いてこよう」


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「どう、新美ちゃん。判った？」

『名探偵さんじゃないので直ぐには判りませんけど……多分、もう少しで判ると思います』

ペロペロキャンディを手にして、乱歩はにっこりと微笑んだ。

「ま、そうだね。君が何であんな質問をしたかは判ったよ」

『さ、流石名探偵さん……！』


「ーー……そして、あの警察さんが帰ってきたらなんて言うかも……ね」

『……ということは』

「おそらく君の中にある仮説は間違ってない。自信をもって推理してあげなさい」


『……はいっ！！』



……そしてそれから約一時間後に、件(くだん)の警察が帰って来た。

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